表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十話 特訓、練習試合、出会い。
750/835

第二十話 第四十四部 人間業なのか

篤史「ふぅ…。」

海鳳「マジかよ。」

 余裕のキャッチを見せた新山、こんなにもすごい人だなんて…。しかもそのままセンターへと走っていく? もしかして全てのポジションをこなそうとしているのではないのだろうか。でも…そうにしか見えない。どうしたらそんな判断力と瞬発力をつけられるのだろうか。天才…いや、鬼才。一生のうちに現れるかどうかというのは…今、目の前で起こっている。


「新山、日高、羽葉、あがってこい!」

亜弓「はい!」

 私達の打撃の出番がやってきた。それと同時に新山もあがっていく。そして二人の部分が空くと同時に新山が入っていく。隣には…由紀が。

由紀「お願いします。」

篤史「お願い致します。」

私は二人が終わると同時に次に上がる館川と共に打つ。その間に…後ろで由紀と新山の打撃を見ることが出来る。

 シューーーー コツン

 シューーーー コツン

 由紀も新山も難なくバントをこなしている。けど…新山がとんでもない。さっきから涙腺上の完璧なバントしかしない。そんなバント、あの沖田でさえ見たことが無いのに…。

篤史「ふぅ…。」

 バントが終わり、打撃体勢へと入っていく。いったいどんなバッティングを…!

篤史「(さあ…こい!)」

亜弓「…!!」

由紀「(やばい、とてつもない威圧感が隣で…。)」

 後ろで待っていてさえものすごい威圧感を感じた。あの暁美さんとはまったく別の、勝浦さんとも、他の人とはまったく違う。

 シューーーー

篤史「ふっ。」

 ギィイイイイイン!!!

海鳳「…えっ。」

 ガシャーーーン!!

新天「マジかよ。」

 とんでもない打球がセンターのフェンスに直撃した。誰もがその打球に反応できていなかった。センターにいる海鳳のすぐ横を通ったのに…海鳳はまったく反応できていなかった。本当に人間業なのだろうか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ