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第二十話 第三十四部 フォークボールを
由紀「(すごい、このフォークはすごい!!)」
初球からフォークボールを投げてきた。あの落差はとんでもないものだ。簡単には打てなさそうだけど…由紀ならきっと。
由紀「(この落ち方なら…これなら打てる!)」
茜「(すごく嫌な感じがする。空振りを取っているのにもかかわらず、なにこの違和感は。)」
シュゴオオオ
由紀「よっと!」
ギィイイン!!
エヴリン「わお!!」
茜「うそっ!!」
由紀はフォークボールを綺麗に捉えてセンター前へとヒットを打った。まさか二球目でヒットを打ってくれるなんて…。
由紀「いえい!!」
由紀は私に向かってブイサインを見せてくれた。私もそれを返すようにブイサインを送る。これに続いていければ!
ブシィ バシン! ストライクバッターアウト!
ギィイン!
海鳳「っしゃあ!!」
バシン!
茜「ゲッツー!!」
バシン! アウト!!
池之宮「当たりは良かったけど正面か。」
海鳳「だあああっ!」
恵美「何してるの!」
海鳳「すみません! 次は打ってみせます!!」




