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ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十話 特訓、練習試合、出会い。
737/835

第二十話 第三十二部 女性選手は…

審判「礼!」

皆「したっ!!」

 試合が終わった。どちらも点は取られることも無く1対1で試合が終わった。私達はそれぞれグランド整備をしていくと私達は荷物をまとめる。試合を終えたらまた明日に備えて私達は帰ることになる。

涼香「亜弓、由紀。来てくれる?」

由紀「はい。」

涼香「それと…向こうのチームの袴田瑞華…だっけ? 彼女も呼んできてくれないかな?」

亜弓「あ、わかりました。」

 私は瑞華の所へと走っていく。そして瑞華の前に移動した。

亜弓「瑞華。ちょっと来てくれるかな? ちょっとだけ来て欲しいの。」

瑞華「私? 監督、行ってもよろしいでしょうか?」

樋笠「手短にな。」

 監督の許可が下りて、私は瑞華さんを連れてベンチ裏へと移動していく。そして涼香さんのいる所へと移動した。すでに由紀はマッサージを受けていた。

涼香「由紀はもうすぐ成長期になるから体の負担が大きくなるわね。しっかりと体の調子を整えておくことね。」

由紀「ありがとうございます。」

瑞華「これは?」

亜弓「あ、紹介するね。私達の学校のOB、定峰涼香さん。スポーツ医療とか学んでいる人だよ。」

瑞華「始めまして。城洋大付属高校の一年、袴田瑞華です。」

涼香「こんにちは。ちょっとマッサージさせてくれるかしら?」

瑞華「え、ええ。」

 瑞華さんは荷物を置いてベンチに座る。まず肩から涼香さんがマッサージをする。

涼香「そうね…。あなたは力はあるけどちょっとだけ筋肉が硬いみたいね。柔軟トレーニングをもうワンセット増やしてみたら。おそらく改善すると思うわ。体硬いでしょ。」

瑞華「ま、まあ…。たしかにそうかもしれません。」

 涼香さんの適切な指摘で袴田が驚いている。きっと…袴田もこれからもっと良くなっていく…強くなっていくかもしれない。

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