表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十話 特訓、練習試合、出会い。
736/835

第二十話 第三十一部 試合後のアイシング

涼介「(めんどくせぇ女性選手だな。ランナーでいるなら点とらせなきゃいいだけか。)」

 シュゴオオオ バシン!

 ストライクバッターアウト!

沖田「ちっ。くそっ。」

 三振に抑えて羽計がマウンドから降りていく。堂々とした表情は何か不思議な感じがした。嬉しくないような、怒りがあるような。

由紀「亜弓。アイシングと着替え、してきたら?」

亜弓「そうだね。いってくるよ。」

 私は立ち上がる。そしてグラブを持った館川を見て声をかける。

亜弓「頑張ってください。」

館川「おう、まかせろ。」

 言葉を聴き、ベンチ裏へと移動していく。そして更衣室を見つけると私はドアを開けた。

涼香「亜弓、お疲れ。」

亜弓「涼香さん!? どうしてここに。」

涼香「そりゃ試合を見ていたからね。アイシングとかの用意はしておいたわよ。ちょっとマッサージも必要だと思うからそこに座って?」

亜弓「あ、はい。とりあえず着替えだけしますね。」

 私は上着を脱いで着替えのアンダーアーマーを着る。そしてベンチに座ると涼香さんが後ろに移動した。肩を確認するかのように触っていると、マッサージを始めた。

涼香「女性選手で投手をやっているから疲れが来ているわね。今日はクールダウンのキャッチボール以外ではノースローね。」

亜弓「そんなにですか?」

涼香「ええ。」

 私の肩、たしかにこれだけ投げていれば疲れも出てくるに違いない。自分でも念入りにストレッチとかはしているけどそんなに疲れていただなんて。そしてある程度のマッサージをするとアイシング道具を用意して肩に巻いてくれた。

挿絵(By みてみん)

涼香「あれだけの投球をしていて疲れないわけないわよ。むしろ体つき的に亜弓は怪我しにくそうだし。」

亜弓「そうですか?」

涼香「ええ、柔軟な筋肉になっているからね。基礎トレーニングやストレッチを欠かさずやってきたからかもね。」

亜弓「そうなのですね…。確かに毎日家帰ってもやってました。」

涼香「はい、おしまい。これで戻っても大丈夫よ。」

亜弓「ありがとうございます。」

 私は涼香さんにお礼を言った。そして荷物をまとめると、共に更衣室を出た。わたしはベンチへと戻っていく。

涼香「(やはり女性選手を見ていても筋肉疲労がどういう状況か気になるわね。後で声かけてみるかしら。)」

今回はえるさんに描いていただきました!ありがとうございます!

えるさんのpixivページhttp://www.pixiv.net/member.php?id=366449

えるさんのツイッター https://twitter.com/el0215

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ