表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十話 特訓、練習試合、出会い。
734/835

第二十話 第二十九部 羽計、登場。

 ブシィ バシン! ストライクバッターアウト!

池之宮「ちっ。」

 池之宮は二打席連続三振、こういうタイプの投手にまったくタイミングが合っていなかった。そして私はすぐにマウンドへと向かっていく。次の回も…ちゃんと守っていかないと。

海鳳「さあ、しっかり守っていこうぜ!」

池之宮「また三振しちまった。」

海鳳「そりゃあんだけ振り回してればそうなるさ。」

 この回の先頭バッターは吉岡、変化球を投げていればきっと空振りをしてくれるだろう。サインはチェンジアップ、あのミットにめがけて投げれば…!

 シュッ ググググッ

吉岡「ふんっ!」

 ギィイイイイイイイン!!!

亜弓「えっ!?」

由紀「なにこれ…飛ばしすぎでしょ…。」

海鳳「でもファールだけどな。」

 ガサッ ファールボール!!

由紀「あんなところまで飛ばすの…。」

 まさかあそこまで飛ばしてくるとは…変化球は苦手ではないのだろうか。だとしてもストレートなら打たれるかもしれないという脳裏がよぎる。でも…ここで投げなければ。

 シュゴオオオ バシン! ボールワン!

吉岡「(うわやっべ、なんだあのストレート。)」

 大丈夫、私は大丈夫なはず。ストレートをしっかりと投げれば…抑えられる!

 シュゴオオオ ブシィ バシン! ストライクツー!

 シュゴオオオ ブン! バシン! ストライクバッターアウト!

亜弓「っし!!」

吉岡「(うっわあたらねえ。)」

 ストレートで三振に抑える。これなら…いける!


 バシーン! ストライクバッターアウト!

亜弓「っし!」

 ギィイン バシン! アウト!!

酒井「よし。」

 私は五回を終えてマウンドを降りた。この回で私は投げるのをやめる。後は次の回からは館川が投げることになる。そして六回、この回から投手が変わる。あの人がマウンドに上がるはずだ。

審判「ピッチャー酒井に代わって羽計。」

由紀「来たね。」

 マウンドには一年生エース、羽計がマウンドに上がっていた。いったいどんなピッチングを見せてくれるのだろうか。世代最高の投手と名高いその投球が…今見れる。

 シュゴオオオオ バシン!

 ストライクワン!

友亀「(や、やばいな。これで高校一年生かよ。)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ