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ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十話 特訓、練習試合、出会い。
733/835

第二十話 第二十八部 クロスプレイ

瑞華「ツーアウト!」

 ツーアウトになってランナーは変わらず二塁、そしてバッターボックスには海鳳が入っていた。点を取るならここがチャンスかもしれない。海鳳ならきっとヒットを打ってくれるはず。

酒井「(こいつさえ抑えれば後は楽だ。)」

石出「落ち着いていこう。」

石倉「(このバッターはミートが上手い。他の選手と比べても格が違う。こっちに来たならホームは絶対に押さえる。)」

海鳳「お願いします。」

 海鳳はどっしりと構えて打つ体勢に入っている。どっからでも来いといったその気迫は相手投手にもプレッシャーを与えていると思う。

篤史「あのバッター…いいね。一点取れるね。」

「えっ?」

 ピッチャーが足を上げる。そしてミットめがけて投げる。

 シュッ

海鳳「(カーブ、これなら引っ張っていけば!!)」

 ググググッ ギィイイイン!!

由紀「よし、帰れる!」

酒井「んなっ!?」

瑞華「ライト! バックホーム!!」

 打球はライト方向へと力強く飛んでいった。ライトは長打を警戒していたため、やや後ろへと守っていた。これなら由紀は戻ってこれる!

糸満「なめんじゃ…ねぇええ!!」

 シュッ シュゴオオオ

 ライトからものすごい勢いで返球が来る。由紀は本塁に向かって思い切り走る。瑞華も捕球体勢に入っている。それを見た海鳳もセカンドへと向かっていく…!

由紀「(外…回り込む!)」

 バシーン!!

挿絵(By みてみん)

由紀「っらあ!」

瑞華「やぁあ!!」

 ズザザザザ バシン!

 かなりきわどいタイミングでタッチした。由紀は外に回りこんでタッチをかいくぐっていった。審判の判定は…!

審判「セーフ!!」

由紀「っしゃああ!!」

瑞華「ちっ…。」

 判定はセーフ、これで一点をもぎ取って同点へと戻っていった。由紀は笑顔でベンチへと戻っていく。皆とハイタッチをして戻ってきた。そして私のところでハイタッチした後に肩をポンと叩く。

由紀「一点は取ったよ。後は任せたよ。」

亜弓「ありがとう。絶対に抑えて見せるよ。」

 私は由紀に笑顔で返す。同点になったこの場面、まだまだつなげられるかもしれない。ありがとう由紀、海鳳。

今回は須賀達郎さんに描いていただきました!ありがとうございます!


須賀達郎さんのpixiv →http://www.pixiv.net/member.php?id=3561392

須賀達郎さんのHP

http://blog.livedoor.jp/tat_suga7/

須賀達郎さんのツイッター→https://twitter.com/suga_7

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