表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第二十話 特訓、練習試合、出会い。
721/835

第二十話 第十六部 三番石出

 シュゴオオオ ギィン!

阪戸「(セカンドゴロか…。だけど走れば!)」

 変化球を打った打球はセカンドへと転がっていく。しかしバッターランナーはものすごい勢いでファーストへと走っていく。

米倉「っと!」

 バシン! ドッ アウト!

池之宮「ナイスセカン!」

海鳳「(アレでギリギリかよ、ずいぶんとやばいのがそろっているじゃねぇか。)」

 なんとかセカンドゴロでアウトにしとめてツーアウト、そして次のバッターは三番の石出がバッターボックスに入った。キャッチャーの情報によるとこのバッターがこのチームの中で一番気をつけるべきバッターらしい。いったいどんなバッターなのだろうか。

石出「しゃっす。」

友亀「(風格あるな。)」

由紀「(このバッター…いいね、楽しみ。)」

 目の前に立つ石出というバッターから不思議な感じがする。あの人たちとはまったく別物の…だけどすごくピリピリとした雰囲気が。とにかくまずカウントを稼ぐ。初球のサインは変化球。

 シューーー グッ バシン!

 ストライクワン!

石出「(変化球…だとしたら次はストレート。)」

 ピクリとも動かずにじっくりと見ていた。これだけじっくり見られるとすこしやり辛いかもしれない。

 シュゴオオオ バシン!

 ボールワン!

友亀「いいコース来てるよ!」

石出「(たしかに…ヤバイな。だけど次もストレートならいける。ストレートのタイミングで振る。)」

 私はボールを受け取りサインを見る。ストレート、高めにボールになってもいい高さで!

 シュゴオオオ

石出「(高いな。だが!)」

 ギィイイン!

由紀「(こっちにくる!)オーライ!」

 打球はレフトへ高々と上がっていく。しかしかなり高い。ボールの下を叩いてくれたおかげで楽にアウトが取れそう。だけど…ここまで飛ばすなんて。

 バシン! アウト!

石出「(あそこからまたノビてきたか。だけど次は打つ。)」

 私は由紀がキャッチしたのを見てマウンドを降りていく。三振を奪う投球前提ではなく打たせて捕る形にしてもなかなか上手くいく。この調子で次の回も抑えていく!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ