第二十話 第十一部 朝からプールで
亜弓「おはよう。」
由紀「おはよー! ってもう亜弓は着替えてきてたのね。」
私が更衣室で着替えていると由紀がやってきた。今日からプールを使った練習が始まる。理恵はすでにプールで練習をしているという。朝早くから一人で黙々と…。さすが理恵、練習あるからこそ結果を出す。私も見習わないと。
亜弓「先行くね。」
由紀「はーい!」
私はタオルを持ってプールへと移動していく。そして到着すると理恵がちょうど良く泳ぎ切っていた。
理恵「ぷはっ! お、亜弓ちゃん! おはようー。」
亜弓「おはようございます。」
理恵「ふむふむ、亜弓ってめちゃくちゃスタイル良いね。」
亜弓「恥ずかしいからあんまりジロジロ見ないでね…。」
理恵「あ、ごめごめー!それじゃあ準備体操終わったら声かけてー。」
私は準備体操を始める。それと同時に由紀もやってきた。
理恵「おはよう! 由紀もなかなかいいね…胸は察して。」
由紀「な、なによ! 恥ずかしいからやめてよ! 」
理恵は…セクハラ好きなのかな。私にとってみればちょっと…恥ずかしい。
亜弓「準備できましたー!」
理恵「はーい! それじゃあプール入ってー。」
理恵に言われた通りにプールに入る。プールの水温は暖かく、気分がとても良かった。
理恵「それじゃあまず軽く泳いでみよう。亜弓って泳げる?」
亜弓「まあ人並みには…。」
私はゆっくりと泳ぎ始める。最初はクロール、ゆっくりといくとスムーズに進んでいく。そして壁へ到着すると次は平泳ぎを試す。なかなか良い感じで泳げている。そして到着すると由紀も泳ぎ続けていた。由紀もなかなかのスピードで泳いでいる。もしかして由紀はどのスポーツやってもいけるのではないかな…。
理恵「それじゃあまずスクワットいきましょう!」
私たちはスクワットを始める。プールだから負担は少ないのではと思ったが、大間違いだった。水の抵抗もあってスムーズに行かない。筋肉全体が使われている感じだった。それに息継ぎもかなり辛い。
理恵「亜弓、ちょっとペースダウンしてるよ。由紀も。」
私たちはこの練習に苦戦していた。どうも上手くいかない。だけど…私はやらなければ。これで体を作っていかなければ!




