第二十話 第七部 プール練習のやり方
亜弓「おはよう…。」
由紀「おはよう。私もこの時間に起きるのはけっこう辛いね。」
亜弓「ごめんね、私の特訓内容聞くのにこんなに朝早くからやることになって。」
由紀「いいのいいの、私も練習したかった所だし。」
私たちは眠い目をこすりながら歩き続ける。学校に到着するとすぐ目の前に理恵が待っていた。
理恵「おはよう! 今日は野球の試合もあるって所だから私の練習している所を見てもらえるとうれしいな。」
亜弓「わかった。それを見て次から一緒に練習するってことね。」
理恵「もっち! 私は今着てきているけど、水着を用意しておいてね。」
由紀「それって私も一緒にやっても大丈夫?」
理恵「もちろん! 大丈夫よ。」
私たちはそう話すと理恵はプールへと向かって歩き始めた。室内プールだから良いコンディションで行うことができそう。そしてプール内へと入っていくと理恵は更衣室へと入っていく。この時間になると誰も練習していない。朝早すぎるからかもしれない。
理恵「お待たせー。」
すぐに着替え終えた理恵は準備運動を始めていた。そして準備運動を終えるとプールの中へとゆっくりはいる。
理恵「まず出来ることは水中スクワットかな。以外とやりたくても出来ない機会が多いと思うのだけどね、これは結構体に来るよ。」
理恵はそういうとすぐに実践してくれた。実にスムーズで無駄のない動きをみせてくれる。しかも息を止めていなければいけないため、かなり辛い練習になりそうな気がする。でも…これをこなすことが出来れば…。
理恵「これを明日からやっていくの。できる?」
亜弓「はい、やります!」
私は自信を持って答える。これをやっていけば…きっと野球にもつながってくる。成果が出てくるに違いない!




