第二十話 第六部 先輩たちと桃音さん
皆「ありがとうございました!」
先輩たちとの試合が終わってトンボかけがすぐに始まる。一緒に野球が出来るのは明日で本当に最後、しかも関西大阪との試合になっている。府中先輩と芦毛先輩、そして卜部先輩レギュラー陣との試合がもう一度できるのがすごくうれしい。
府中「さて、最後の試合が明日に待っているが関西大阪との試合だ。だが相手もそうだが楽しんでやるだけではなく、本気で試合に臨んでほしい。だから明日まで皆、よろしくたのむ!」
皆「はい!」
私たちは先輩たちの挨拶が終わると解散した。そして私は由紀と共に荷物を持って校門まで行く。そこに真希と瞳、そして理恵が待っていた。
理恵「お疲れさまー!」
由紀「あ、理恵いたんだね。おつかれー。」
真希「ねえねえ、明日は試合なんでしょ?」
亜弓「そうだよ。先輩たちと試合ができる最後の日だよ。」
瞳「そうなんだ! そういえば最後の時も三由先輩と美琴先輩が来るってね。」
私たちは先輩たちとの最後の時だと知りながら少しいままでのことを考えてみた。
理恵「私たちも先輩たちが引退したけどこれから私たちがそれぞれ頑張らなきゃいけないからね。結果を残して先輩たちに勇気を与えてあげるんだ!」
由紀「なるほどね、私たちができるのもそれがあるわね。」
私たちは明日に向けて頑張らなければと決意した。
桃音「ここにいたッスね。」
亜弓「あ、桃音さん!」
桃音「どもッス。明日はよろしくッスね。」
由紀「よろしくお願いします。でもなんでここに?」
桃音「ちょっと挨拶をね。明日試合だから今日はこの近辺のホテルで皆で泊まっているわけッス。」
桃音さんと高校生の間に出来る最後の試合。悔いの残らないように頑張らなければ。




