第十九話 第七部 四人で楽しむ
私と由紀はそれぞれ食べたいものを買って食べ歩いている。巴美羽もテンションが上がるのか下がるのか、分からない感じながらも楽しんでいる。瑞華も黙々と食べている気がする。
巴美羽「いやー、由紀! お祭りの食べ物は上手いね! これはまずいけど。」
由紀「ちょっと巴美羽、後ろからいきなり飛びつかないでよ。」
亜弓「二人とも、やっぱり仲が良いんだね。」
由紀「それはない。」
巴美羽「ないない。」
袴田「なにやってんだか。(わたあめ…うまい。)」
皆が楽しんでいる様子は見ているだけでもすごく気持ちが高ぶっていた。でも…いずれはこの人たちと戦わなければならない。高校ではもう戦えない人もいるけど…それでもいつかまた戦えるかもしれない。由紀だってそうだ。高校を卒業した後、どうなるか分からない。けど…。
亜弓「由紀、もっと楽しもう!」
由紀「もっち! それじゃあ射的やらない?」
巴美羽「お。それ私と勝負しよう。」
瑞華「私もやるわよ。」
私達は射的をやることになった。御店の人にお金を渡すと私達は射的用の銃を持つ。
亜弓「狙いを定めて…。」
ポンッ バスッ
由紀「おっ! いきなりゲット! さすがね亜弓。」
私は一番最初に狙ったぬいぐるみを落とした。かわいらしいものをいきなり手に入れることができて、よかった。
瑞華「ぐぬぬぬ。」
ポン ポン
瑞華さんが…当たっても落ちてこない。やっぱり射的は難しい。私も狙って打つが他のは全く落ちなかった。私たちが終わると由紀と巴美羽が横に並ぶ。
巴美羽「私が勝つから。」
由紀「私だもんね。」
ポン バスッ ポン バスッ!
由紀と巴美羽がどんどん景品を落としていく。なんというか…このセンスは一体何なんだろうか。効果な物がどんどんと落ちていき、店の人の顔が真っ青になっていく。これは…すごすぎる。
今回はだ~じりん。さんに描いていただきました!ありがとうございます!
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