表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第十八話 暑い夏の甲子園の行方
676/835

第十八話 第二十三部 ホームランの数は

桃音「さて…いよいよね。」

六実「(桃音さん…。悪いですがここは打ち取らせていただきます!)」

 六実さんと桃音さんの対決、一打席目から伝わってくるピリピリとしたムード、淳和さんも真剣なまなざしで前を見ている。今は…お互いを信じてみているしかない。応援も一段と大きくなっていく。

葛西「安富さん! 落ち着いてお願いします!」

対馬「さあ、思いっきり行きましょう!」

 桃音さんがドッシリと構える。それに対抗するように六実さんも大きく深呼吸をして構えている。時間が…遅く感じる。

由紀「さて…。」

暁美「初球は…何が来る!」

 六実さんが足をあげて踏み込む。桃音さんも足を上げてステップを取る。

 シュルルルル

由紀「(カーブ!)」

桃音「(決め球からね…! なら勝負!)」

 ギィイイイイイイン!!!!

六実「なっ!?」

対馬「レフトー!!」

 打球はものすごく高いフライになる。高く高く…しかし遠くにどんどん飛んでいく。いったいどのくらい飛ばしているのだろうか。レフトは打球を見ながら後ろへと下がっていく。

日向「どこまで飛ばすんだよ!?」

淳和「バックですバック!!」

 レフトが大きく下がっていくがフェンスも近づいていく。そして…。

 ガシャ

日向「えっ?」

 ポーン!

桃音「しゃあああ!!」

葛西「ナイスバッティング!!」

 桃音さんが力で持っていくホームランを打った…なんてパワーをしているのだろうか。

由紀「スイングもそうだけどあの手首の柔軟さと力強さ、すごすぎる。」

六実「力だけであそこまで持っていくなんて…さすが桃音さん。でも試合は終わったわけじゃない。」

武蔵「そうだ、まだ二回だ。気合入れていくぞ!」

桃音「(さすがにメンタル強いわね。でも私だって負けないわよ。)」

 桃音さんのホームラン…これで甲子園で何本目なのだろうか。しかし六実さんの顔もまったく動じてない。そうだ、まだ試合だって二回の表だから…終わってない!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ