表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第五話 強豪!名古屋理科大学付属知多高校
67/835

第五話 第十六部 クリーンナップと六番

 池之宮はゆっくりとホームに戻っていった。これで1点追加、3対0になった。相手も本気を出してきたのだろうが、こっちも勢いがある。このまま点を取れるならどんどんとって欲しいものだ。

池之宮「どうだ海鳳。」

海鳳「恐れ入ったよ。まさかあそこまでふっとばすとは。」

新天「俺も負けていられないな。次は打ってやる。」

 そういって新天はバットを持っていった。このクリーンナップはすごく頼りになる。そして六番にも由紀がいる。どこにいっても抜け目のない打線だ。一年生に良い選手が集まって本当によかった。


 別の観客席から

真壁(まかべ)「甲子園、いけるやん。」

渡良瀬(わたらせ)「なーくん、まだ地区予選も始まってないのにそんなこといわないの。」

真壁「試合みてみろよ。一年生でエース候補といわれている牛田が埼玉の松江学園に打たれているんだぜ。」

渡良瀬「それはそうだけど…。」

真壁「まあ俺が愛知大会で旋風を巻き起こしてやるぜ。」

渡良瀬「かっこいいね。これで負けたら慰めてあげないからね。」

真壁「大丈夫、そんなことないから。」

 ギィイーーン!

真壁「ただ、甲子園であのチームと当たったらどうなるか分からないけどな。」


 新天の当たりは左中間を抜けていった。一塁を蹴って二塁に到達した。二塁打だ。

海鳳「ナイバッチ!!」

伊沢「勢いにのってるよ! このまま点を取っていこうぜ!」

由紀「それじゃあ私も一点入れてくるね。」

 由紀は私にそう言ってバッターボックスに向かっていった。由紀なら1点取ってくれるだろう。私も打てるかな…。

 由紀は右バッターボックスに入った。どうやって点を取っていくのだろう。

 シュゴーーーバシン!

 ボール

 初球はインハイに速い球だった。少々あぶない球とも思えたが、これはバッターの心理をつかった戦法だろう。となると次はアウトロー、ライトは前目のライト線よりにいる。一打席目の当たりを警戒しているのだろうか。そして打ったとしてもそこにしか飛ばないと予測しているのだろう。

 シューーー

 やっぱり外角低めだ!

由紀「よっと。」

 キーーーン

塚和「うそっ!?」

 由紀は外角の球を無理やりレフトの方へ引っ張った。由紀は相手の作戦を打ち砕いた。サードは当然のごとく、反応が遅れて頭上を軽々と越えてレフトへと落ちた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ