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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十八話 暑い夏の甲子園の行方
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第十八話 第一部 居残り練習

 バシーーン!

暁美「っしゃ!」

 ギィイイイイン!

桃音「っし!」

亜弓「うわ……。」

由紀「すごいね…やっぱりこの人たちは別格だよね。」

 私達は試合を終えた二日後、まだ甲子園にいた。監督からの指示で二人で決勝まで見ること、そして練習することを指示された。二人だけでは危ないと思ってくれて瞳や真希と共に残ることになった。でも途中で瞳は帰ってしまう。瞳も瞳で大会があるからなぁ。そんなことを考えながら私と由紀は練習をしていた。瞳の携帯からここまでの甲子園のダイジェストが流れている。

真希「それにしてもすごいわよね。ベスト8のメンバーがこんなにもすごいだなんて。」

瞳「私達に勝った御影大松戸に圧倒的強さの富良野学院、関西大阪も桃音さんがいるからね。」

亜弓「そして三年生ですごい投手がいる武士山高校、ナックルボーラーのいる東向洋高校…。」

由紀「東光三島に名電学園もいるからね。小鹿野義塾福井は東向洋に負けちゃったからね。」

 一息入れた私達は自動販売機の所へと向かっていく。暑い中練習していたから飲み物が不足してしまう。

 ギィイイイイン!!

由紀「あ、そういえば今日は…富良野学院が練習しているのだっけ?」

 私達は自動販売機の前で飲み物を選びながら後ろを振り返る。フェンス越しに見えるのは山茶花桜さん、そして八幡暁美さんもみえていた。

亜弓「二人とも…やっぱりすごいよね。」

 私達は飲み物を買い終えると練習を見たくなって近くによった。動きがキビキビしている…。すごい人たちなのがすぐに分かる。だけど…部員が少ない…?

桜「あれ? 亜弓じゃない。」

暁美「由紀もいるんだね。どもー!」

亜弓「あ、こんにちは…。」

由紀「ちはっす! 練習ですか。」

桜「まあ軽くだけどね…。あ、…一つ無理な頼みかもしれないけどいいかな。」

 突然桜さんが私達に問いかける。私はなんだろうと思いながら無言で頷く。

桜「一打席…勝負しよ?」

亜弓「……えっ。」

真希「えっ。」

瞳「勝負…。」

由紀「……。」

 私はあまりの言葉に意表をつかれる。そして由紀の顔を見る。由紀は…真剣な表情でいた。

由紀「やるよ…亜弓。それと暁美さん。」

暁美「私?」

由紀「私と勝負してください。」

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