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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十七話 亜弓対六実 三回戦、御影大松戸高校
645/835

第十七話 第六十七部 ストレートでまだまだ

対馬「しゃっす。」

 先頭バッターは五番の対馬。もうここまできたらストレートで勝負するしかない。私が思いっきり投げれば抑えることができるはず。もうコントロール良く投げることは難しい。だから攻めて思いっきり投げることだけでも!

 シュゴオオオ バシン!

 ストライクワン!

対馬「(もうストレートしか投げないのか? だとしたらワンチャンスある。)」

 友亀がサインも出さずにしっかりと構えてくれている。少しでもあのミットに近づけるようにストレートを思いっきり!

 シュバァアアア

対馬「(いけ!)」

 ギィイイン!

亜弓「ファースト!」

 打球は大きく上へと上がっていく。池之宮は大きく手をあげて捕球体勢に入る。

 バシン アウト!

池之宮「っし! ワンアウト!」

 完全に打ち取った。まだ…私は投げられるんだ。思いっきり抑えていけば。

伊勢「よし、いくか。」

 バッターボックスには伊勢、まだ…終わらない!

 シュゴオオオ バシン!

 ストライクワン!

伊勢「(構えた所にはいかないが、ストライクは入るみたいだな。)」

 ストレートがしっかりとストライクゾーンへと決まっていく。これなら…!

 シュゴオオ ブシィ バシン!

 ストライクツー!

 追い込んだ…。ここで…三振を取る!

 シュゴオオオ ブシィ! バシン!

 ストライクバッターアウト!

亜弓「っし!」

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