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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十七話 亜弓対六実 三回戦、御影大松戸高校
632/835

第十七話 第五十四部 六実さんの望んだ野球

 六実さんがバッターボックスに入る。先ほど義手を変えたばかり。それもまだ調整が済んでいないはず。それなら…今が抑えるチャンスでもある。だから…決められるところは決めていかなければ。そうでないと…私も負けてしまう!

 シュゴオオオ バシン!

 ストライクワン!

六実「(ストレートはすごいね。でも体力がどこまで持つのか。)」

武蔵「(無理はするなよ…。)」

 私は大きく息を吸って前を向く。目の前には六実さんが真剣なまなざしで私を見ている。だからこそ…思い切り抑えるのが私に出来る礼儀!

 シュゴオオオオオ ブシィ バシン!

 ストライクツー!

六実「くっ。」

淳和「六実…。」

 六実さんが本気でバットを振っている。これが…意地というものなのだろうか…。

由紀「バッチコーイ!!」

 由紀が大きな声を出している。それに影響されてほかの人たちも声をだす。そして…両方のスタンドから大きな声が沸きあがった。私の応援と六実さんの応援…。六実さんはこれがしたかったのだろう。最高の…試合を!

亜弓「っし!」

 シュゴオオオ

六実「(振る!)」

 ブン! ズバーン!

 ストライクバッタアウト!

亜弓「しゃああ!!」

 私はまた人一倍と大きな声を出してガッツポーズをとった。三振…まだ私たちにも流れは来ている。だから…!

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