表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第十七話 亜弓対六実 三回戦、御影大松戸高校
629/835

第十七話 第五十一部 負けられない

由紀「まさか…そんな…。」

亜弓「一気に…トリプルプレーでアウトになるなんて…。」

 私たちはただ唖然としていた。日下部監督もこれには口があんぐりとしてしまった。確実にセンターに抜ける当たりだったのに何故セカンドがあんな所にいたのだろうか…。府中先輩も芦毛先輩も確実にヒットだろうと思って走っていた。それが普通なはず…。なのに…。

府中「すまない…日高。」

卜部「あんなことになるとは思っていなかった。」

海鳳「俺がもっと良い当たりをしていれば…。」

 三人が私に謝ってくる。だけど…謝っていても仕方が無い。起こってしまったものはそれが真実なんだ。だから…。

亜弓「まだ…試合は終わってないですから…。」

 私はグローブを持って前へと歩き始める。そう…私が抑えれば…!

六実「ありがとう…皆。」

武蔵「俺たちは守り続けるさ。ここは絶対に完封させてやる…!」

淳和「こんなに頑張っている六実をみて助けるわけがないでしょ。いままでだって守り続けるのは当たり前だけど…。今日の六実はすごいよ。」

上野「また飛んで来たら俺が捕ってやる。だから遠慮せずに投げろ!」

伊勢「次は俺からだよな。遠江、俺が打ってさらに楽にしてやるからな!」

 相手ベンチはかなり盛り上がってくる。この回からはかなり勢いがついてくるといっても間違いないぐらい。だから…私が抑えてみせる。

友亀「七回! しまっていくぞ!」

皆「しゃああ!!」

 七回の表、バッターは伊勢さんから。そして…六実さんにも回ってくる。でも…大丈夫。私だって伊達に甲子園で勝っているのだから…。負けない…!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ