表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第十七話 亜弓対六実 三回戦、御影大松戸高校
621/835

第十七話 第四十三部 敬遠へ。

友亀「タイムお願いします。」

 友亀がタイムをかけて皆を集めた。ランナーが二人出ていてバッターは勝浦さん、そして点を取られているときという最悪の場面。内野に皆が集まって由紀もこっちまでやってくる。皆が声をかけにやってくる。私は…なんて答えればいいのだろうか。私がランナーを出してしまったのが原因でこんな状況を作ってしまった。

友亀「大丈夫だ。負けたわけではない。それに今伝えたいのは次の作戦だ。」

新天「ランナーはいるぞ。ここで打たれたらヤバいからな。」

卜部「だとしたら…。」

友亀「ここは敬遠だ。」

 敬遠。勝浦さんとの勝負を避けるということだ。そうでもしないとこの試合、勝つことが出来ない…。

由紀「大丈夫だよ。亜弓なら心配する必要はないよ。」

 私たちはそれぞれ声をかけてマウンドから離れていく。敬遠して…勝つために。

友亀「(ここを敬遠して抑えないと勝ち目ないぞ。頼むぞ日高。)」

 そして勝浦さんがバッターボックスに入る。ここから…踏ん張りどころだ。

六実「(打たせてくれないかな。)」

 サインを出さずに少し中腰になっている。少し速い球で敬遠をしなければ…。

 シューーー バシン!

 ボールワン!

「えええええ!!」

 球場がため息交じりの声が聞こえてくる。そして…ちょっとしたブーイングも聞こえてきた。

勝浦「(仕方ないな。だけど…これ届くのか? やってみるしかない。)」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ