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第十七話 第三十五部 この後の流れ
亜弓「っしゃあ!」
由紀「ナイスピッチング!」
私は三振を奪うとそのままマウンドを降りていく。由紀がダッシュで私の所に近づいてきてハイタッチしてくれた。ありがとう由紀…!
日下部「ナイスピッチング。打撃もあるだろ? 水分捕球して準備だ。」
亜弓「はいっ!」
私はすぐにグローブを置いてバッティングする準備を始めた。この回の先頭バッターは友亀から。塁に出たのならバントも考えられる…。状況に応じて対応していかなければ…。
暁美「1対0で御影大松戸が勝っているけど…試合の流れ的にまだ分からないかな?」
桜「もうかなり松江学園が劣勢だよ。亜弓が何処まで持つかもよるし、由紀がさっき六実の変化球を空振りした。」
桃音「一番打率のあるバッターがあの場面で三振すると精神的に大きいと思うッス。」
瑞華「この状況なら普通に考えて厳しいわね。」
暁美「でも…まだ分からないかもよ。」




