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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十七話 亜弓対六実 三回戦、御影大松戸高校
603/835

第十七話 第二十六部 少しでも甘いと

友亀「四回! しまっていくぞ!」

 私たちは四回の表の守備についた。この回の先頭バッターは二番の安芸からだ。私は大きく深呼吸をして前を見る。

安芸「さてと…っしゃっす!」

 バッターボックスで大きな声を出して構える。勢いはかなりある見たいだった。私だって…負けられないのだから…!

友亀「(ここは打ち気を狙って初球から片付けるぞ。)」

 サインはカットボール。きっとストレートを待っているだろう。そこを狙って投げれば!

亜弓「ふっ!」

 シューーーー

安芸「(チャンス!)」

 グッ ギィン!

安芸「なっ。」

 打球はセカンド真正面へ。卜部先輩はしっかりと準備して捕球体勢に入った。

 バシン

卜部「っと。」

 バシン アウト!

 軽くファーストに投げてアウト、初球からアウトにすることができた。簡単にワンアウト、今は三振は二の次、アウトを優先的に狙っていかなければ。ツーアウトに追い込んだら三振を狙っていけばよい。後はサイン次第。

淳和「よし…六実! 見ていてね!」

 次のバッターは…淳和さん。ワンアウトならまだ心配するところはない。でも…ここはランナーとしては出したくない場面。だから…もっと集中していけば…!

 シュゴオオオ バシーン!

 ストライクワン!

淳和「(タイミングバッチリ。あとは…運がよければ!)」

 淳和さんははじめから振る気はなく、しっかりと見てきた。次の球…厳しくいかないと。サインはストレートを低めに。これなら…!

 シュゴオオオ

友亀「(少し高いか!?)」

淳和「ここ!」

 ギィイイン!

 打球はレフト方向へと綺麗に飛んでいく。すこし甘く入ったストレートがタイミングを合わせられて打たれてしまった。

由紀「こっちね。」

 由紀はしっかりと捕球して中継に返す。淳和さんにヒットを打たれてワンアウト一塁。この場面であの人が…。

ウグイス嬢「四番、ファースト、勝浦君。」

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