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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十七話 亜弓対六実 三回戦、御影大松戸高校
602/835

第十七話 第二十五部 切り札の変化球

六実「(盗塁はされてもいい。あとは…ここでしっかりと抑えるように投げるだけ。)」

 六実さんはバッター勝負をしていた。全くヒットを打たれても動じる様子は見せなかった。

対馬「(次はサークルチェンジで。)」

 サインにうなづきセットポジションに入る。府中先輩はものすごい集中力を見せていた。そして足が上がると府中先輩はステップを取る。

 シュッ ググググッ

府中「(チェンジアップ? いや、これは違う。)」

 ググググッ ギィン ガシャン

 ファールボール!

武蔵「(よく耐えたな。)」

亜弓「これでツーストライクだね。」

由紀「あの球投げるよ。しっかりと見ておいてね。」

 由紀が声をかけると由紀は集中して六実さんの方を見ていた。何か…投げるのだろうか。まさかあの…。

六実「(これで…終わらせる!)」

 シュッ ギュググググ

府中「!?」

 ブシィ バシン!

 ストライクバッターアウト!

府中「(なんだこれは…高めが思いっきり落ちていった…。)」

 府中先輩は空振り三振で終わってしまった。なんというか、力で押されたような勝負だった。力といっても…この実力の力というべきだろうか。あの変化球を打つことなんて至難の業だろう。

亜弓「大丈夫です! 次にいきましょう!」

府中「…あぁ、そうだな。よし、皆気合いれていくぞ! 次はあの四番にも回ってくるからな!」

皆「っしゃあ!」

 私たちは声を掛け合って守備に入る準備をした。この回で…勝浦さんにも回ってくる。気合いれていかなければ。

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