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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十七話 亜弓対六実 三回戦、御影大松戸高校
599/835

第十七話 第二十二部 実際にボールを見てみて。

亜弓「ふぅ…。」

由紀「亜弓。六実さんは本当にコントロールが良いからそこに注意してね。」

亜弓「うん、わかった。」

 私は由紀にアドバイスを受けるとバッティンググローブをつけてバッターボックスへと向かっていく。いよいよ六実さんとのバッティングでの対決。私にもできることはしっかりこなしていかなければ。

六実「亜弓かぁ…。」

 私はバットをしっかりと握りしっかりと構えた。

対馬「(打撃に関しては未知数だな…。まあ、普段どおりに投げれば十分か…!)」

 六実さんがサインにうなづき振りかぶる。私はまず一球しっかりとボールを見ることにした。

 シュゴオオオ バシーン!

 ボールワン!

対馬「(このコースを見逃すか。)」

 良かった。かなりギリギリのコースに投げていた。ここは見逃して正解だった。さてと…次からが勝負なってくる。どこでバットを振るかにもかかわってくる。狙える球種を絞って投げるしかない。

六実「(それならこれはどうかな?)」

 六実さんが気合を入れて振りかぶる。ここは…ストレート? いや、一番得意な変化球!

 ギュルルルル ブシィ バシン!

 ストライクワン!

亜弓「(これが…ドロップ!)」

 実践でこれが見れるなんてなんて良い経験なのだろうか。この変化球はとんでもない変化球だ。もしかして…由紀でさえも…。いや、由紀なら打ってくれるはずだ。

 シュゴオオオ ブシィ バシーン!

 ストライクツー!

 私はツーストライクと追い込まれた。相手には余裕の顔が見える。私だって…負けないのだから!

六実「(亜弓…投げているときと打っているときではまるで人が違うように見えるね。今は…全く怖くないよ!)」

 シューーーーグッ ブシィバシーン!

 ストライクバッターアウト!

亜弓「(やっぱりダメだった…。)」

 私は空振り三振に終わってしまった。先輩や由紀はよくこの六実さんの球を当てられたと思う。六実さんの投球は…やっぱりすごい!

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