表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第十七話 亜弓対六実 三回戦、御影大松戸高校
597/835

第十七話 第二十部 私がこんなストレートを

六実「あれは…本当の投手だね。」

淳和「うん…六実が言うなら本物ね。」

 私はほっと一息をついてバッターボックスを見た。次のバッターは九番の岩代下野、あの一番の上野さんの弟。こうなったら本気で抑えに行かないとかなり厳しくなってきそうだ。

 シュゴオオオ バシーン!

 ストライクワン!

下野「(んだ? このストレート。マジでやべぇ。こんなのよくホームランできたよな。)」

友亀「(次もストレートだ。)」

 サインは続けてストレート。この人たちを抑えるにはこれしかない…!

 シュゴオオ ブン バシン!

 ストライクツー!

由紀「ナイスボール!」

下野「(くそ、振り遅れるだと。しかもこの速さ…何キロ出てるんだ。)」

 私はボールを受け取るとすぐにサインをもらう。相手に考える暇を与えない。それでこそ私のストレートも生きる一つの方法かもしれない!

 シュゴオオ ブシィ バシーン!

 ストライクバッターアウト!

亜弓「しゃっ!」

 私は三振を取ると声をだした。五連続奪三振、七つ目の三振。私は大きく息を吸って落ち着かせもした。

下野「兄貴、すまない。」

上野「大丈夫だ。次は打ってみせるさ。」

 これで打者一巡してバッターは上野さん。ここから…自分の限界よりもっと思い切り投げるつもりでやらなければ…これだけの相手を抑えるためには…!

亜弓「っし!」

 シュゴオオオオ

友亀「!?」

 ブシィバシーーン!

 ストライクワン!

上野「(さっきより速いのか?)」

「オオオオ!!」

 球場が沸く。私は思わず何か分からないが回りを見ていた。そして一つ気づいた。球速表示、145キロ。こんな速い球を…私が投げたの…?


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ