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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十七話 亜弓対六実 三回戦、御影大松戸高校
595/835

第十七話 第十八部 レーザービーム

対馬「(なんであんな厳しい球を持っていけるんだ? 完全に真芯で捉えやがった。)」

六実「やるね、由紀。」

由紀「へへっ。」

 由紀は嬉しそうにセカンドベースで笑っていた。しかしそれだけではなく、六実さんも笑っていた。まだこの二人には打席数が回ってくるはず。今度の勝負も楽しみになってくる。その前にこのチャンス。バッターボックスには友亀がいる。

友亀「(リードは研究してきた。ランナーを出すと必ず初球はカットボールかシュート系の変化球を投げさせるはず。狙うならこの場面しかない。カットボールが来ると想定して…ライトに打つ!)」

対馬「(とにかくこのような場合はポンポンいったらダメだ。カットボールで願わくば引っ掛けてくれ。)」

 六実さんがサインにうなづきセットポジションに入る。由紀のリードはいつも通りだ。そして足をあげて投げる。

 シューーーー

友亀「(当たりか!?)」

 ギィイイン!

六実「えっ?」

対馬「(配球が読まれていた!?)ファースト!」

武蔵「っらあ!」

 ズザザザザ

府中「抜けた!」

 打球がライト方向へと転がっていく。由紀は良いスタートを切っていてサードベースを蹴ってホームへと戻っていく。そしてライトの淳和さんが捕球する。

亜弓「由紀! ホームへ走って!」

 由紀は全力疾走でホームへと向かっていく。そしてその間に淳和さんが送球体勢に入る。

六実「淳和! バックホーム!」

淳和「っらあああ!!」

 シュゴオオオオ

由紀「なっ!?」

 ライトからの送球はいままで見たことが無いようなレーザービーム、あんな送球がどうやって!?

 バシン! ズザザザ

審判「アウト!!」

六実「ナイス淳和!」

武蔵「助かったよ!」

淳和「ありがとう。」

 私も由紀も唖然とした。信じられない送球だった。だって…由紀があの場所にいたのに…いとも簡単にレーザービームで捕殺した。どうやったらあんな送球が出来るのだろうか。

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