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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十七話 亜弓対六実 三回戦、御影大松戸高校
594/835

第十七話 第十七部 初球から打っていく!

武蔵「(こいつが遠江が言っていたあいつか…。)」

上野「(雰囲気からして普通のバッターじゃないことはわかる。)」

対馬「(初球から厳しい球で行かないと打たれるな。だがそう簡単にあの球を投げさせるわけには行かないな。)」

六実「ふぅ…。いよいよね。」

 六実さんはかなり厳しい表情で由紀の顔を見た。由紀は右バッターボックスに入って大きなスタンスで構え始めた。

由紀「(あの球に手を出したい所だけど…今は初球から打ちに行く。)」

 由紀が構え終わるとすごい集中力で待っている。ベンチから見ている私からもその雰囲気が伝わってきた。オーラ的なものが湧き出ているように…。それは六実さんにも見えていた。お互いに本気で戦うという気持ちがあふれていた。

六実「(初球はストレートで勝負して…どんなバッターかを見てみなきゃ。)」

 六実さんはゆっくりと振りかぶる。そしていつものフォームで投げる。

六実「っし。」

 シュゴオオオ

由紀「(内角低め。ここなら持っていける!)」

 ギィイイン!

伊勢「なっ!?」

 シューー

新天「抜けた!」

海鳳「走れ! 二塁行ける!」

 いきなり由紀が内角低めの球を引っ張ってサードの頭を超えていった。六実さんの様子もえっとした顔をしている。由紀は全力疾走で一塁ベースを蹴った。

日向「あいつ…速い!」

由紀「(セカンドは間に合う!)」

 ズザザザザ セーフ!

由紀「っし!」

 由紀がセカンドベースに到着すると同時にガッツポーズをとった。それと同時に私たちの応援席が大きく盛り上がる。由紀の人気とこの信頼感はとても大きなものだ。とにかくこれでツーアウトランナー二塁へと変わっていった。

由紀「へへっ!」

 そして由紀は私の方を向いてグッジョブポーズをとった。私もそれに答えるようにグッジョブポーズをとった。そして次はキャッチャーの友亀がバッターボックスに入った。

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