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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十七話 亜弓対六実 三回戦、御影大松戸高校
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第十七話 第三部 勝利への道は

亜弓「あれ? 由紀?」

由紀「あ、戻ってきた! 六実さんも…おはようございます。」

六実「おはよう。淳和もいたのね。」

淳和「ちょうどここでお話していた所よ。」

 私と六実さんが戻ってくると目の前には会話をしている由紀と淳和さんの姿があった。この四人が集まるのも…この後は球場の上だろう。私は深呼吸をして由紀の元へ歩いていく。そして由紀とうなづくと私は六実さんと淳和さんの方を向いた。

亜弓「私たちは…負けません!」

由紀「私が点を取って勝ちます!」

 私たちは自信を持って六実さんたちに話す。その言葉を聴いてほっとしたのだろうか、六実さんは笑顔になった。

六実「全力で戦ってくれて本当に嬉しいよ。」

淳和「お互い良い試合をしようね。」

 そういって六実さんたちは先に歩いてエレベーターの方へと向かっていく。そしてドアが開くと同時にこう答えた。

六実「でも…私は打たせないよ。」

 六実さんは自信満々に答えた。私はそれを聴いて笑った。ただの笑いじゃない。嬉しさと怖さ、何か心の中で燃え上がるものがあった。

由紀「早く試合で戦いたいね。」

亜弓「うん!」

 私と由紀は別の方向から歩く音が聞こえた。振り向くと一階の食事所で準備していた瞳や真希、マネージャーたちが戻ってきた。私たちは近づき、グータッチをして笑いあった。今日、私は野球部の皆のために…学校の皆のために、そして家族のために投げる…!


府中「それじゃあ…準備できたか!?」

卜部「こっちはいつでも大丈夫だ!」

芦毛「日高……。今日は頼むぞ。」

亜弓「はい!!」

府中「それじゃあ…甲子園、行くぞ!!」

皆「っしゃあああああ!!!」

 私たちは荷物をまとめてバスに乗った。いよいよ今日は三回戦、御影大松戸高校との試合。六実さんや淳和さん、あの勝浦さんまでいる。その中で先発をまかされた。その期待に答えてみせる!

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