表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第十六話 かつてのライバル、芦毛対松本。 二回戦、大龍鳥高校。
546/835

第十六話 第一部 次の先発は…。

亜弓「ふぅ…今日もけっこう疲れたね。」

由紀「そうだね。次は登板ないと思うけど、いつでも出れるように準備だけはしておいてね。」

亜弓「そうだね、頑張るよ。」

府中「いよいよだな。」

芦毛「ああ。あいつとの投げあい…中学三年の時以来だな。」

卜部「そっか。その時に投げ合っていたのか。それに近くの家だったらしいじゃん。そりゃライバル心燃やすよな。」

芦毛「もうここまできたんだ。甲子園で戦うって約束は果たした。後は…勝つだけ!」

 そっか、もうそろそろ二試合目が始まる。そしてそこで投げるのは…芦毛先輩。相手チームは宮城県代表の大龍鳥(だいりゅうとり)高校。そこの投手といったら…。松本選手だっけ。あのプロも注目しているエース。そして安川という猛一人注目の選手がいたはず。一筋縄ではいかない強豪校だ。

日下部「集合!!」

 監督の声で私たちは集まった。おそらく二試合目に向けての話だろう。大きく監督がパンッと手をたたいて気合を入れていた。

日下部「さて…次の試合の相手も決まってそろそろ二試合目だ。先発は…芦毛、任せたぞ。」

芦毛「はいっ!」

 やっぱり芦毛先輩だった。それだけ期待されていることだろう。

日下部「そしてライトには…中山!」

中山「はいっ!」

日下部「それと…沖田!」

沖田「は、はい!」

日下部「レフト、守れるか?」

沖田「大丈夫です!」

日下部「よし、レフトは任せた。」

 大躍進だ。沖田がレフトでスタメン出場。これは大きなビックチャンスというべきだろう。でも…何故由紀が選ばれなかったのだろうか。

深沢「知っての通り、絶好調だった羽葉がスタメンからはずしている。これは監督の意図だ。」

日下部「羽葉。必ず大きなチャンスが来たとき、あるいはチャンスを作って欲しいとき。代打で出すつもりだ。準備しておけ!」

由紀「はい!!」

 由紀の力強い声が聞こえてきた。由紀はスタメンを外れてもしっかりと仕事をこなすつもりで返答していた。そして私たちは練習を終え、解散した。

日下部「そうだ! 日高! 羽葉!」

亜弓「は、はい!」

日下部「いい機会だ。明日の富良野学院戦の試合。見に行ってこい。」

亜弓「……えっ!?」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ