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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十五話 甲子園初戦、富山代表の小川山実業水橋高校
543/835

第十五話 第四十八部 決着の後

由紀「ナイスピッチング!」

館川「センキュ! やったぜ!」

芦毛「これで…戦えるな。」

 私たちはダッシュで整列した。そして…しっかりと前を向く。相手も堂々と立っている。だけど…目には涙があって、我慢できず声をあげて泣いている人もいた。そうか、甲子園でもこの人たちの分まで頑張らないといけないのか。

審判「礼!」

皆「したっ!」

 挨拶を終えて私たちは選手と握手した。私と由紀は目の前にいるあの先発した永瀬と三番の久保がいた。

久保「お前のバッティングはすごいな。甲子園でもっとそのバッティングをみせてくれよ。」

由紀「ありがとうございます。」

永瀬「完敗だよ。その投げ方は大事にしろよ。最大の武器になるからな。」

亜弓「…はい。」

緒方「いいチームだな、がんばれよ。」

府中「ありがとう。任せておけ。」

 挨拶が終わると私たちはバックスクリーンを見る形で並んだ。甲子園で勝ったら校歌を歌えるからだ。

府中「(富坂、お前のバッティンググローブでヒット打ったぞ。)」

亜弓「時代を繋ぐ千本松原…。」

 私たちは校歌を歌った。それは胸にしっかりと来るものがあった。何かは表現できないけど…とにかく嬉しかった。

皆「したっ!」

 校歌を歌い終えると私たちは味方スタンドへ向かって全力ダッシュした。応援してくれた人がたくさんいる。すごく…嬉しいことだ。

瞳「お疲れ様!!!」

真希「良い試合だったよ!」

 瞳と真希をすぐに見つけられた。私は二人の顔を見てお辞儀した。そして…。

亜弓母「お疲れ様ー!!」

亜弓父「よかったぞ!」

 お父さんとお母さんの姿も見えていた。私はこれで胸いっぱいになった。両親が見に来てくれている前で…活躍できたから!

友亀「日高。クールダウンのキャッチボールだ。」

亜弓「はい。」

 私はグローブをもってゆっくりとキャッチボールした。あのときの感覚がまだ残っている。なんて最高な時間だったのだろうか。本当に…よかった。

深沢「ナイスピッチングだ。」

亜弓「ありがとうございます!」

深沢「だけど最後の回については少し反省会といくか。友亀、お前もだ。」

友亀「マジっすか。」

 私のピッチングはよかったけど悪かった部分もあった。だから…しっかりと踏まえて次に備えないと。


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