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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十五話 甲子園初戦、富山代表の小川山実業水橋高校
542/835

第十五話 第四十七部 館川がピシャリと抑え…

 バシーーン! ストライクワン!

府中「(良い球だ! いいコースにも来ている!)」

館川「(甲子園で…投げているんだ俺。最高だぜ、たまんねぇ!!)」

 館川は喜びをいっぱいにしてボールに伝えていた。そしてその投球は誰が見ても良いピッチングに見えた。

 バシーーン! ストライクツー!

 簡単にツーストライクと追い込んでいる。ここで決め球を投げれば…三振といういつものパターンだ。

渡部「(次は何が来る…!? ストレート、いや変化球か!?)」

 シュッ グググググッ

 ブン  バスン

 ストライクバッターアウト!!

緒方「アレって…チェンジアップ?」

永瀬「いや…パームボールだ。」

 このパームボールは高校生でもそうは見ないだろう。館川の代名詞とも呼ばれるほどの変化球になったこの球…。私も驚くばかりだった。


 ギィイイイン!

由紀「イェーイ!!」

 九回の表に由紀はまたヒットを打った。もうこのバッターを止めることはできないのだろうか。しかし後続は永瀬の気合の入った投球で抑えていった。三年生の意地というものだろうか、ものすごい気合が入っていた。しかし館川も負けてはいなかった。簡単に先頭バッターと好打者の三番久保を難なく抑えた。そして…。

海鳳「ツーアウト!!」

由紀「あと一人だよ!!」

 あと一人という所まで迎えていた。ツーアウトランナー無し。館川はしっかりと投げて抑えている。そして四番の緒方が入っている。

久保「緒方!! 打てーーー!!」

永瀬「たのむぞ! まだ終わっていないからな!」

 館川はうなづいて振りかぶった。そしてサイドスローから思い切りよく投げる。

 シューーーー ギィイイン!

館川「センター!!」

 打球はセンターへのフライ。海鳳がゆっくりと構える…そして…。

 バシン! アウト!!

府中「っしゃあ!!」

亜弓「やったあ!!」

 私は思わず声をあげてベンチから飛び出した。やった、甲子園で…勝つことが出来たんだ…!!

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