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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十五話 甲子園初戦、富山代表の小川山実業水橋高校
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第十五話 第二十五部 仲間も信じている。

 シュゴオオオオ バシーーン!

 ストライクワン!!

久保「(調子づかせたらまずいな。コントロールもよくなってきやがる。)」

 ストレートが良いところに決まった。これだけ良いところに決まっていればそう簡単には打たれることは無いだろう。

由紀「(どんどん亜弓がすごくなっていく。この成長力は本当に信じられないほどになってきてる…。私もまだ望みはあるかな?)」

亜弓「(私も…由紀に追いつきたい!!)」

 シュゴオオオ バシーン!

 ボールワン

府中「すごいや、こいつとめぐり合えてよかったかもしれねぇ。」

久保「(俺だって意地をみせたいんだよ!)」

 シュゴオオ ギィン!

新天「おっと!」

 ファールボール! 始めてファールボールで前に飛ばされた。やっぱり甲子園に出てくる打者は皆すごい。でも私だってここで奪三振記録が切れるのは嫌だ。それにチームが勝つためには私が…抑えないといけないから!

 シュゴオオオ ギィン! ガシャン!

 ファールボール!

久保「っつう!」

友亀「(また当ててきやがった。さすがだぜ。)」

 友亀はうなづきながら私にボールを返球した。守備の皆も声をかけている。そうだ、三振を取ろうとなんて思わなくてもいいんだ。打たせて取るピッチングも考えられる。その延長線上で三振なんだ。

友亀「(ここは三振とりに行こうぜ。)」

 それでも友亀は空振りを取らせるようなサインを送ってくれる。答えたい、チームの期待に答えたい!

 シュッ グググググッ

久保「なっ!?」

緒方「アレは!?」

 ブン バシン!

 ストライクバッターアウト!!

亜弓「っしゃ!!」

久保「ふぅ……。まじかよ。」

 最後はスラーブで空振り三振をとることができた。これで記録を伸ばして十二連続奪三振を記録することができた。

由紀「ナイスピッチング! やっぱりすごいね!」

亜弓「あ、ありがとう。由紀のおかげだよ。ここまで自信を持って投げられるようになったのは。」

由紀「そう? ありがとう!」

 由紀は私とグータッチしてベンチへと走って戻っていった。由紀…本当にありがとう。

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