表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第十五話 甲子園初戦、富山代表の小川山実業水橋高校
507/835

第十五話 第十四部 通用するピッチング

緒方「想像以上にやばい相手だ。…すまない。」

永瀬「ああ、わかっているよ。横倉! 落ち着いて行けよ!」

横倉「もちろんっす!」

 次のバッターは五番の横倉選手だ。おそらくここまでやってくると下位打線であっても侮れない選手ばかりがいるはず。でも私のピッチングはどこにだって通用したんだ。あの強豪校にだって…!

 シュゴオオオオ ブン バシーーン!

 ストライクワン!!

横倉「(す、すげえ!)」

星「振り遅れているぞ! もう少し早く!」

友亀「ナイスボール! いい球来ているよ!」

 よし、ちょっと高かったけどストライクゾーンに入った。次は…低めのストレート。このコースに決まれば打たれることはない!

 シュゴオオオオ バシーーン!

 ストライクツー!

卜部「いいねえ! 日高、ノリに乗っているよ!」

新天「次もいい球いこうぜ!」

 周りの人たちの支えだってある。これだけたくさんの人に声をかけてもらえるなら私はそれにこたえるように投げるだけ!

横倉「ふぅ…。」

 シュゴオオオ バシーーン!

 ボールワン!

渡部「おっけー! 見えてる見えてる!」

 ストレートは外れてしまった。だけど追い込んでいることには変わらない。なら今度のサインは…サークルチェンジをボール球になるように!

 シュッ グググッ

横倉「(遅い球! 狙いを絞って!)」

 ブン バシーン!! ストライクバッターアウト!!

亜弓「っし!」

由紀「ナイスボール! ツーアウト!!」

桃音「すごいわね。」

暁美「これで五連続奪三振…。」

 この甲子園で私の投球が通用している。こんな強敵ばかりな高校なのに戦えるなんてうれしい以外に何もない。なによりもこの甲子園で思いっきり投げれるのがうれしい。

永瀬「よし、俺もどれだけすごいか見てくるぜ。」

 次のバッターは六番ピッチャーの永瀬。ピッチャーにはヒットを打たせてはいけない。このバッターだけはしっかり抑えていこう。

 シュゴオオオ バシーン!!

 ストライクワン!

永瀬「(…なんだこれは。レベルが違いすぎる。)」

 ストレートが良いところに決まった。このコースに決められたのは大きい。あとは次の球もしっかりと決めて相手にボールを見させないようにしないと。

佐島「もしかして…本当にレベルが違うほどの投手なのかな。」

岸蔵「なに弱気になってるんだ。まだ試合は始まったばかりだろ!」

 シュゴオオオ ブンバシーーン!

 ストライクツー!!

久保「もう少しタイミング早くだ!!」

岸蔵「そういわれると…。」

 ここで抑えられるかどうかで…次の攻撃につなげられるかどうかがわかる。だから…ここは抑えないといけない!

 シュゴオオオオ

永瀬「(これは低い…!)」

 バシーーン!

 ストライクバッターアウト!!

亜弓「っしゃああ!!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ