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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十五話 甲子園初戦、富山代表の小川山実業水橋高校
505/835

第十五話 第十二部 実力者

友亀「(この投手は相当な力を持っている。ストレートにカーブ…そしてカットボールまであるんだからな!)」

 シュゴオオオオ ブン バシーーン!!

 ストライクワン!!

緒方「ナイスボール!!」

友亀「(来る球がわかっていても当てるのがこんなに苦労するなんて…。)」

 友亀も苦しんでいる様子だった。相当な実力者なのは確か。それもわかっていて抑えられる強みは計り知れない。私も…あの球が打てるのだろうか。

 バシーーン! ボールワン!!

永瀬「(やけにボールをじっくり見てきやがる。)」

 ググググッ バシン

 ボールツー!

横倉「大丈夫! 後ろには俺がいるぞ!」

渡部「バッチこいおらー!!」

 守備陣にも気合が入っている。この鉄壁の守備をどう崩すかも重要になってきそうだ。友亀はその部分を把握しているだろう。

 シューーー グッ バシーン!

 ストライクツー!!

友亀「(こいつがカットボール。ストレートと球速差は…4キロぐらいか? だとしてもこれは相当な武器だ。でも…荒削りな部分もある!!)」

 シュゴオオオ

友亀「(振れ! ストレートだ!)」

 バシーーーン! ストライクバッターアウト!!

久保「ナイスピッチング!」

永瀬「っしゃ!」

 高めのストレートを空振りして三振になってしまった。友亀が悔しそうにベンチへと戻っていく。

友亀「日高、相当調子良いみたいだ。狙い球を絞っていけ。」

亜弓「狙い球…。」

 私はその言葉の意味を理解しようとしながらバッターボックスに入った。けど…私はバッティングにおいてはそこまで器用じゃない。果たしてこの球はどんな風に見えているのだろうか。相手投手が振りかぶって投げる。

 シュゴオオオオ バシーーン!

 ボールワン!!

亜弓「ふぅ…。」

緒方「ナイスボール! いいよいいよ!」

 想像以上だった。手元でグンと伸びてうなりをあげているように見える。地区大会を勝ち抜いてきた実力は十分にあるし、なによりもその仲間たちの思いがボールに伝わっている。たしかにすごい! でも…テレビでみたあの女性投手と比べたら!!

 シュゴーーーー ギィン! ガシャン!

 ファールボール!!


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