表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第十五話 甲子園初戦、富山代表の小川山実業水橋高校
501/835

第十五話 第九部 思い切りの勢いが

岸蔵「ごめん。だが一つだけ忠告しておく。こいつのストレートは尋常じゃねえぞ。」

井上「ああ、わかってる。」

 次のバッターは二番だけど中核の存在となる井上。一人を断ち切ったからこのままの流れで抑えて行きたい。

暁美「見た?」

六実「見た…白色の輝かしいオーラが。特に投げる時、あの思い切りのよさの気持ちが表面に現れているようだね。」

由紀「(すごい…もうワンランク成長してきている…。ストレートの速さは特に変わってない。でもノビや球の勢いが全然違う!)」

 サインはストレート。自信を持って投げれば抑えられることなんだ。全力で…あのミットに!

 シュゴオオオオオ ブン バシーーン!!

 ストライクワン!

井上「(真ん中だと思ったのに!?)」

友亀「ナイスボール!!」

海鳳「いいね! 調子よさそうじゃねえか!」

府中「こっちに打たせてもいいぞ! 全部抑えてやるからな!」

 バックにも信頼できる味方がたくさんいる。だから投げることに集中ができる!

 シュゴオオオ バシーーーン!

 ストライクツー!!

井上「(この低めが入っているのか!? 尋常じゃないノビだな。おそらくボールの上部分を意識して振ればよいか…それでいこう!)」

友亀「(いい球だ。次は…これでしとめるぞ。)」

 次のサインはカットボール。高さは真ん中のインコース。それなら引っ掛けてゴロにしとめられる!

 シューーー

井上「(ここから伸びる!)」

 ブン! バシーーン!

 ストライクバッターアウト!!

井上「お、落ちた?」

友亀「ナイス!!」

池之宮「ツーアウトツーアウト!!」

新天「ボール走ってるよ! このまま抑えていこう!!」

 三振でツーアウト。すごく気持ちが良い。三振を取るのがいつもよりもスカッとするなんて…。私、甲子園で三振を取っているんだ!!

久保「俺が止めてくる。絶対にこいつを波に乗らせたらダメだ。」

 次のバッターは久保、地区大会でも打点を稼いできた一人だ。ここからが本番になってくる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ