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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十五話 甲子園初戦、富山代表の小川山実業水橋高校
499/835

第十五話 第七部 いざマウンドへ

井上「うわっ!?」

 バシーーーーン!!

 グローブの音とは思えないような音がした。池之宮の放った打球はショートの真正面へ。しかし勢いがありすぎてグローブがはじかれるという信じられないような出来事が起きていた。

星「カバーはまかせろ!!」

 セカンドがボールを処理しようとする。しかも運悪くボールはセカンドベース方向へと転がっていく。

 ドンッ アウト!

 セカンドがボールをつかみベースを踏む。そしてファーストへ送球する。そういえばバッターは池之宮、まさか…。

 バシン! アウトー!!

由紀「あのピッチャー…。カットボール投げた…?」

 ゲッツーになってしまった。初回から運悪い出だしになってしまった。由紀が出たところまでは良かったのに…海鳳がファーボールだったのが誤算だったのだろうか。

海鳳「なあ、池之宮。さっきの球って。」

池之宮「ああ、カットボールにやられた。」

 まさかあの打った球がカットボールだったなんて。こんなところに来て新しい変化球を覚えてきた。


緒方「ナイス!! よし、打ち取ったぞ!」

永瀬「打ち取ったとはいえない。カンペキにとらえられていたし、もしあれがストレートだったと考えると。」

久保「でも結果オーライだ。俺たちで点とって早く楽にさせてやるからな!」

永瀬「ありがとう。」


日下部「日高、準備はいいか?」

亜弓「はい、いつでもいけます。」

由紀「気合いれていこう!!!」

 私は帽子とグローブを持ってベンチから出て行く。

挿絵(By みてみん)

「日高!!! かんばれー!!」

 暑い日差しと大きな私に向かってきた。髪の位置を整えながら帽子をかぶった。あのマウンドで私は…思いっきり投げることができる。こんな嬉しいことはない。しっかりとマウンドの感触をつかんで試合に臨む!

 バシーン!! バシーーン!!

友亀「ナイスボール!!」

岸蔵「なかなかいい球投げるな。よっしゃ、気合いれていくか。」

 キャッチャーからのセカンド送球が終わり、ボール回しが進んでいくと池之宮からボールが帰って来た。

友亀「一回! 声だしてしまっていこうぜ!!!」

 友亀の合図でバッターボックスに一番の岸蔵が入った。…いざ勝負!!


今回はトマトフライさんに描いていただきました!ありがとうございます!

トマトフライさんのpixivページ http://www.pixiv.net/member.php?id=5855892

ツイッターhttps://twitter.com/tomat_fly

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