第四話 第十二部 うな重、そして海鳳暴走
全員「いただきます!」
私たちは食堂に移動して食事をした。今日の夕飯はうな重だった。なんと贅沢なのだろうか。
瞳「これ、おかわりあるかな。」
真希「食べる前に言うことなの?」
瞳の食欲は尋常じゃないみたいだ。
三由「監督さんは合宿の時、毎回のように本当においしい物たべさせてくれるよね。」
美琴「これ合宿費よりも絶対かかっているよね。」
恵美「千恵美、これ食べたら胸大きくなるわよ。」
千恵美「本当に! 一杯たべよう!」
恵美「嘘だけど。」
千恵美「食べ終わったらリアルファイトね。」
先輩たちの着物姿もとても美しかった。特に千恵美先輩にいたってはとても美しかった。うらやましい。
由紀「うわっ、とてもおいしい!」
亜弓「口の中でとろけるね。味付けもちょうど良いね。」
本当においしかった。こんな贅沢なものを食べれることに感謝したい。
池之宮「ご飯だけでもおかわりしようかな。」
海鳳「お前ご飯の減りだけ異常だな。」
沖田「だからそんなに力があるんだな。」
友亀「ちゃんとバランスよく食べないと体によくないですよ。」
米倉「お前、そういうところ固すぎるんだよ。」
新天「量とかは人それぞれだよ。俺なんてそんなたくさん食べられないし。」
池之宮「じゃあどうしてそんな体からそんなパワーがでるんだ。身長のわりには見た目子供っぽいし。」
新天「お前がでかすぎるだけだ! てか子供みたいな扱いするな!」
男子たちも楽しんで食事できているようだ。先輩たち、特にキャプテンたちは監督の近くでお話しながら食べている。おそらく今後の予定のことだろう。
瞳「さってと~。おかわり行ってきます。」
真希「すごっ。」
恵美「あぁ~。デザートおいしかったなあ。もう一個食べたいなあ。」
千恵美「太るぞ。」
恵美先輩がそうつぶやくと横からダッシュで飛んでくる人がいた。海鳳だった。何か見たことある光景だ。
海鳳「恵美先輩! 自分のデザートもらって良いですよ。まだ口はつけていませんので!!」
恵美「あら、ありがとう。」
海鳳「はい! 恵美先輩のためならなんでも!!」
海鳳、それは人によってはとらえ方大変なことになるよ。