表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第十四話 甲子園と女性選手
467/835

第十四話 第十一部 もっとでかいのが。

桃音「ん? 電話?」

 桃音さんが携帯を取り出して電話に出た。

桃音「はい。…桜か、どうした? …うん、わかった。それじゃあ買い物して待ってる。」

 電話を切ると私たちの顔を見て笑った。

桃音「富良野学院がミーティングで遅くなるらしいからコンビニで何か買い物するっす。」

六実「ごめんごめん。八幡にメール届いたからちょっと財布用意してきた。」

淳和「桃音先輩、お久しぶりです。」

 六実さんと淳和さんもやってきた。あとはあの二人を待つだけだ。その前にコンビニに移動してちょっとした買い物をする。私と由紀も運よく財布を持ってきている。何を買っていこうかな…。

 私たちはホテルを出てゆっくりと歩き始めた。そして二つ目の角を見るとコンビニがあった。私たちはゆっくりと店の中に入っていった。

桃音「あ…片岸さん。ちッス。」

ディア「おお、これはこれは。」

 で、でかい。でも一瞬で誰だかわかった。青森県代表、武士山高校の片岸ディアさんだ。190cm超えの身長を目の前でみるとここまででかいとは…。

ディア「女子同士の会話ですか?」

桃音「そんな所ッス。」

六実「ディアさんまた身長伸びました?」

淳和「もうここまででかいとさらに大きくなっても気づかなくなるかも。」

 そんなことを話していると瑞華が歩いて目の前に移動した。

瑞華「ディアさんですか。高いところからの投球は本当にすばらしいと聞いています。」

ディア「嬉しいね。そんな君は東東京の女子キャッチャーだね。」

瑞華「あなたの球、ぜひ打ってみたいですね。」

ディア「そうだな。対戦したときは一球もかすらせないよ。」

 早くもここで勝負の火花が散っていた。やはりだれもが戦う準備は整っているのだろう。みんなの目からは戦う意識が見えてくる。私もこの意志を持っていたほうが良いのだろうか。いや、持たなきゃいけない。

由紀「うーん、私はヤクルト飲もう。」

亜弓「由紀、もう買いに行くのね。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ