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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十四話 甲子園と女性選手
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第十四話 第十部 身長が大きい二人

「ご馳走様でした。」

 挨拶を終えると私たちは一度部屋へと戻っていった。これからあの人たちと集まってお話をするのか。すごい人たちと会話できるなんてなんて嬉しいことだろう。でも…やっぱり怖いところもちょっとある。私なんて相手にしてくれるのだろうか。

由紀「真希、瞳。この後はどうするの?」

瞳「マネージャー同士でミーティングがあるからそれに出るの。」

真希「その間いないけどよろしくね。お互い戻ったらお風呂に入ろう?」

亜弓「わかった。私たちもちょっと用事があるから。由紀、一緒にいこ。」

 私たちはすぐに荷物などをまとめて大ロビーの方へと移動していった。エレベーターから降りると紫色の髪をした女性が腕を伸ばしていた。しかもけっこう身長が大きい。雰囲気あるなぁ。

「ん? もしかして日高亜弓と羽葉由紀ッスか?」

 その女性が振り返ると私たちは誰だかすぐにわかった。大阪代表の関西大阪高校の安富(やすとみ) 桃音(ももね)さんだ。本当に大きくてうらやましい。由紀は完全に見上げるようになっている。桜さんといい暁美さんといい、背の大きな人ばかりだ。

亜弓「安富桃音…さん?」

桃音「そうッス!」

由紀「始めまして。私は羽葉由紀です。」

亜弓「日高亜弓です。」

 私は挨拶すると黙ってしまった。しかし桃音さんはニコニコ笑いながら私たちに近づいて肩をポンポンと叩く。

桃音「まあ初対面だから慣れないッスよね。でも由紀はそんなことないみたいだね。」

由紀「こういうのは楽しまないといけないですから!」

 二人は楽しそうに会話をしている。私…置いてかれてるのかな。

「あれ? 安富さんですか?」

桃音「瑞華! よくきたッスね。」

瑞華「呼ばれたらもちろん来ますよ。もう会話だけに燃えているんですから!」

 このめがねかけた人って確か…。

由紀「もしかして東東京代表の?」

瑞華「あ、羽葉さんですね。私は袴田瑞華(はかまだ みずか)、同じ一年生です!」

亜弓「私は日高亜弓です。」

 この人が瑞華…桃音さんよりちょっと小さいぐらいだ…一年生なのにこんなに大きいなんて…。


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