第四話 第十・五部 富良学の日常
山茶花「八幡、お疲れ様。」
八幡「山茶花先輩、お疲れ様です。」
山茶花「もうそろそろ大会ね。調子の方は万全に出来てる?」
八幡「ばっちりです! 毎試合先発しても大丈夫です!」
山茶花「それならよかった。八幡が来てから格段に優勝に近づけるチームになってきたよ。」
八幡「いえ、私はまだまだですよ。先輩がいてからこその富良学なんですから。」
山茶花「そんなことないよ。八幡が来てからうちは負けなしだしね。」
八幡「山茶花先輩…。」
堀川「キャプテン、これで全員が部室から出終わったぞ。」
山茶花「お、ありがとう。」
八幡「堀川先輩お疲れ様です。」
堀川「ありがとう。そういえば今日から球が万全の状態に仕上がってきているみたいだな。八幡の力はすごいよ。」
八幡「いえ、堀川先輩のリードがあって私の投球ですから。」
堀川「そういわれると嬉しいな。八幡と山茶花はチームの原動力だからなあ。」
瀬棚「あ、先輩お疲れ様です!」
山茶花「そしてもう一人の原動力。」
八幡「今日もバントすごかったね。バットに磁石でも仕込んでるの?」
瀬棚「仕組んでないですよ。そんなことはしませんって。」
堀川「というかバットに磁石が入っていても、ボールはくっついてこないぞ。」
八幡「あ、しまった。」
山茶花「どうしたどうした~。」
八幡「も、物のたとえです!」