表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第十二話 いざ、決勝へ! 対 東光大付属越谷高校
419/835

第十二話 第五十四部 先頭打者を四球

友亀「最終回! しまっていこう!!」

海鳳「しゃああ!!」

 九回の表、先頭バッターは下位打線の七番木村からだ。海鳳のいつもの力を出しておけば抑えられる相手なはず。

木村「しゃああ!!!」

 しかしこれは地区大会。負ければ三年生は引退、さらに甲子園がかかった試合となればさらに負けてられない気持ちが出てくる。それが一番怖い。なによりもこういう大会に限って最後の追い上げがものすごい。そのプレッシャーに打ち勝てるほどの度胸もここまでくると必要になってくる。

 シューー バシン! ストライクワン!

海鳳「っし。」

友亀「ナイスボール!」

 海鳳のコントロールは絶好調だ。決して速いストレートでもなく勢いもあるわけではないけどバッティングと同じぐらいの確実性を持つ球を投げられる。この球を続けていれば問題ない。

沖田「日高! どんどん投げていいぞ!」

亜弓「はいっ!」

 バシーン!

 バシン ボールワン

 バシン ボールツー!

海鳳「(くさいところ見てくるな。ならこの球なら!)」

 シュッ! ググググッ ブン! バシン!

 ストライクツー!

友亀「追い込んだぞ!」

木村「(くそっ…どうすれば打てるんだ?)」

府中「落ち着いていこう!」

卜部「まず一つとろうぜ!」

 私がキャッチボールを続けている間に追い込んでいた。これなら問題なさそうかな。

 シューー バシン! ボールスリー!

海鳳「あれ?」

友亀「ん? なんか球の勢いが?」

 シューーー バシン!

友亀「おっと!」

木村「よっしゃ! 出たぞ!!」

沖田「えっ!?」

 沖田の声と同時に私も驚いた。海鳳がファーボール? 何があったのだろうか。そんな簡単にファーボールになるはずがないのに…。

沖田「日高、準備するんだ! 座るぞ。思いっきりなげろよ。そうじゃないと自分自身の持ち味が出せないからな。」

亜弓「わかった!」

 私は少し覚悟を決めてピッチングを始めた。急いで肩をつくって準備をしなければ…!

 シュバァアアアア バシーン!!

沖田「うぉおお! こええ!」

佐奈「何今の音。」

真菜「昨日の疲れは無いみたいね。」

 よし、いつもどおりの球が投げられている。それなら万全の準備をするためにもっと投げないと!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ