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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十二話 いざ、決勝へ! 対 東光大付属越谷高校
386/835

第十二話 第二十九部 中山のアクシデント

 ギィイイイン!

中山「よし!」

早田「ライトバック!」

木村「オーライオーライ!」

 ライトが声をあげて手を広げる。あたりは良かったけれどもとられそうだ。打球も失速してきている。

 バシン アウトー!

中山「あれが取られるか。」

府中「よし、切り替えていこう! みんな、声出していけよ。」

芦毛「羽葉。」

由紀「はい?」

芦毛「俺はお前が点をとってくれると信じている。だから俺は投げ続ける。次はたのむぞ、羽葉!」

由紀「任せてください。絶対打ってみせます!」

 由紀は気合を入れて守備に入った。次こそはヒット打ってくれるだろう。そんな気がしていた。でも相手の守備もかなり厳しいところを守ってくる。そこをどうやって攻略していくかが鍵になってきそうだろう。

 次は二番の梅岡からだ。このバッターもバッティングはなかなかのものを持っている。まずこのバッターをしとめられるかどうかが勝負になってくるだろう。

 シュゴオオオオ ギィイイン!

府中「ライト! いけるか?」

中山「いく!!」

 ライトのファールゾーンへとボールがふわりとあがっている。中山先輩はダッシュで落下点へと走っていく。でもギリギリだ。どうするのだろうか。

中山「らあ!」

 フェンス近くでとんだ。危ない! でも取れるのだろうか?

 バシン ガシャン!

中山「ぐっ。」

 中山先輩がフェンスにあたって倒れる。しかしすぐにグローブを上にあげてとったポーズをみせてきた。ファインプレーだ!

 アウトー!!

梅岡「あれはすげえ。」

 中山先輩のファインプレーですぐにワンアウトが取れた。…あれ? 中山先輩が立ち上がらない?

池之宮「タイム! 中山先輩!!」

 池之宮がタイムをかける。それと同時に監督がベンチを出てダッシュで中山先輩場所に駆けつける。

深沢「お前らはここで待っていろ!」

 深沢コーチも走っていった。守っている人たちはすぐに中山先輩のところに移動していく。私たちは遠くでその光景を見つめていた。怪我でもしてしまったのだろうか…。

三由「おおきな怪我ではなさそう。でも手をひねってしまってるのと多少打ち身があると思う。」

亜弓「それって…!」

三由「この試合は交代かも…。」

日下部「どこか痛むか? 動くなよ。」

中山「手首が…大丈夫っす。これぐらい問題ないです。」

府中「無理するな。お前にはここで大きな怪我はしてもらいたくない。」

芦毛「悪化しないように今日は休め。」

栗山「あとは俺たちにまかせろ。」

中山「すまねえ。」

 中山先輩が深沢コーチと栗山先輩ではこんでいき、日下部監督は主審に選手の交代を告げた。いったいだれになるのだろうか。

日下部「沖田、いくぞ!」


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