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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十二話 いざ、決勝へ! 対 東光大付属越谷高校
372/835

第十二話 第十八部 監督の声

栗山「…ありがとうございます。卜部さん! ヒット打ってください!!」

 さすが監督だ。選手の気持ちをしっかりと考えていてくれる。そしてモチーベーションを良くしてくれる。監督の力って本当に大きいな。私たちの練習メニューや体調を見続けて対応するのはもちろんのこと、こういうときにかける言葉もしっかりしていた。それこそ本物監督と呼べるのだろう。

卜部「らっ!」

 ギィイイン! バシン! アウト!

富坂「よっと! ふぅ、なんとかとったか。」

萩「ナイスキャッチっす!」

早田「よっしゃ! このまま打撃までノリにのっていきましょう!」

 卜部先輩はファーストライナーでアウトになってチェンジになってしまった。けれども当たりはまったく悪くない。このままの調子で進んでいけば確実にこの投手を捕まえることができるはず。

芦毛「大丈夫だ、すべて俺が抑えてみせる。」

 芦毛先輩は力強い意思を持ってマウンドに向かっていった。この気迫こそ投手に必要な部分だ。私も…投げているときはあんなふうに投げられいるのだろうか? 今の自分から見ればまったくそんなことは思い浮かばない。だけど…投げているときは夢中になっている。あのマウンドにもう一度立ちたい!

山下「二順目だ。ここからが勝負の始まりだよ。」

 一番の山下がバッターボックスに入る。さっきよりもバッターボックスに立つ位置が少し後ろに下がっている。なんだろうか。

芦毛「(後ろに下がったところで結果は同じだ!)」

府中「(あくまで低め中心だ。ここだぞ!)」

 シュゴオオオオ バシーン! ストライクワン!

 よし、まだ球は走っている。勢いがあって伸びもあって…。あとはコースさえ良ければ!

 シュッ

芦毛「(どうだ!?)」

 グググッ

山下「(カーブ!)」

 ギィイイン!!

府中「ライト!!」

中山「おーらい!」

 バシン アウトー!

 アウトにはできたけど当たりがさっきより良いところになっている。確実に当てられてきているのだろうか。そんなにすぐに攻略なんてできるのだろうか。


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