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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十二話 いざ、決勝へ! 対 東光大付属越谷高校
360/835

第十二話 第九部 相手のファインプレー

海鳳「しゃあ!」

早田「センターバックです!」

近沢「まかせろ!」

 打球はセンター後方へとちから強く飛んでいく。それをセンターがダッシュで追いかける。これは取れるか取れないかのギリギリだ。お願い、抜けて!

 バシン!ズザザザ

近沢「よっしゃ!」

 アウトー!

海鳳「やられたか。」

富坂「ナイスセンター!」

萩「さすがっす!!」

近沢「お前は打たれないようにどうにかしろよ。最初からあわてすぎだ。」

 センターの好プレイでアウトになってしまった。これには運が悪いとしか言いようがない。そうなら守備に気持ちを切り替えていかなければいけない。次の回も0点に抑えれば良いことだ。

恵美「海鳳! しけたバッティングしてんじゃないわよ!」

海鳳「すみません!! 次こそ絶対打ちます!」

千恵美「恵美、あんたら付き合うことになったの?」

恵美「ないわよ! 勝つためにはアレを言ったほうが打ってくれるでしょ!」

千恵美「へー、ふーん、ほー。」

恵美「試合終わったらリアルファイトね。」

千恵美「私は勉強で決着をつけたいね。」

 海鳳は凡退しても元気なままだ。そして恵美先輩のおかげでムードが戻った。さて、この後はどうなるのだろうか。二回の表の攻撃は四番の近沢から。あのファインプレーを見せてくれた選手だ。

富坂「(いいか、レフトは気をつけろよ。あれは只者じゃない。)」

近沢「(レフトか…あの足に守備のうまさは本当に天才だな。しかし配球の組み立て方はレフトに行くようにするだろう。なら…無理にでも流す!)」

 シューーー バシン!

 ボールワン!

府中「リラックス! 大丈夫だよ。」

 芦毛先輩は少し力んだ様子を見せていたが、府中先輩の声ですぐにリラックスし始めた。府中先輩はキャッチャーはリードだけが全てではないことを教えてくれる、模範的なキャッチャーだ。

新天「ピッチャー頼みます!」

 シュッ

近沢「(これはスクリューか!)」

 シュルルルル ギィイイン!

府中「セカン!」

卜部「らっ!」

 卜部先輩がライト方面へと向かう強い打球に飛びつく。

 ズザザザ

萩「よし、抜けた!!」


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