第十一話 第三十一・五部 水泳部の快進撃
同日、松江学園、プール室にて。
バシャーン!
広瀬 理恵「ふいー!」
友田「おっけー! 理恵! またタイム縮んだわよ!」
理恵「本当ですか!? ありがとうです! やったああ!!」
バシャーン!
友田「こら! 水飛ばしすぎ!」
理恵「ありがとうございました!」
友田「帽子をまた胸のところにしまおうとするー。そのクセやめないと。」
理恵「でも先輩! これアレにみえないですか? パット!」
友田「こるぁああああ!! 理恵!!」
理恵「ひゃは~!!」
バシャーーン
友田「逃げられた…。泳ぎ、タイム抜かれちゃったしもう付いていけないよ。」
夏目「まぁ、あの子もあんな性格だけどすごい成長してるのだから。元々身体能力は高かったし。」
友田「でも私はパットにゆるせない…自分が胸が大きいからってぇえええ!!!」
夏目「まぁまぁ、落ち着いて。」
友田「あんたに慰められたくないわ!!」
夏目「ごめんごめん。でもあの子、すごい心肺機能ね。」
友田「たしかにね。入部したては関東大会にいけるかどうかだったのに今では全国優勝レベルまであがってきたわね。部活休んだりしてるくせに。」
夏目「無名の新星ってやつね。」
新沢「でも先輩、今度の全国大会団体戦はどういうローテーションにするんですか? 関東大会と変わらず?」
夏目「理恵にはクロールを担当してもらう。晴海は平泳ぎを。いいね。」
新沢「前と同じですね。はい、がんばります! それと成長といえば、また理恵ちゃん胸大きくなってませんか?」
友田「むっ!!」
夏目「しー! そこはしー!!!」
理恵「せんぱーい! 今私の胸の話してましたー!?」
友田・夏目「「あなたは少しだまりなさい!!!」」




