表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第十一話 特訓の成果を見せ付けろ!準決勝、和光大学付属和光高校。
326/835

第十一話 第二十八部 二打席目の勝負

優衣「亜弓! 落ち着いてね!」

香澄「ファイトー!!」

久美「大丈夫、亜弓ならできる。」

萌「大丈夫かな…。」

美和「亜弓ちゃんね。さっきのがあるから…。」

 私の出番だ。絶対に私で点を取ってみせなきゃ。そうじゃないと私も気がすまない。いける球は全部いく!

 シュゴーーーー ズドーーン!

 ボールワン!!

海鳳「よし! 見えてるぞ!」

深沢「落ち着いていけば必ず打てる。後は…相手次第だ。」

日下部「(ここは…賭けが必要だな。しかし今じゃない…。)」

 シュゴーーーーー ズドーーン!

 ボールツー!!

理嗚「いいよいいよ! いい球来てる!(さっき当てたのもあって戦いにくいか?)」

府中「狙うなら…変化球か?」

 球は見えている感じ。この速さにも目がついていけるのか…。よし、これなら何がきても怖くない。

 グググッ

 スクリューだ。振っていけ!

 ブン! バシーーン!

 ストライクワン!

理嗚「おーけー! ナイスボール!」

 かなりキレがあった。バットに当てられると思ってもダメだった。かなりの変化球を投げてくる…。試合は半ば。そろそろ決めに行かないと後々苦しくなる…その前に自分が決めないと!

日下部「(もう一度、勝負だ!)」

卜部「(まじかよ監督。)」

芦毛「(さっきの見ても出すのかい。)」

由紀「(わかった。亜弓、頼むよ。)」

 サインはスクイズ。よし…今度こそ絶対に決めないと…ここという場面に決めなきゃ何も始まらないじゃないか。頑張れ私、絶対決められる!

理嗚「(……。)」

 真田投手がサインにうなずいた。そして足を上げる。

沖田「ゴォ!!」

 ダッ

理嗚「(来た!)」

 私はすぐにバントの構えをする。そしてボールが放たれる。

 シュッ!!

池之宮「外された!?」

由紀「(怪我しないで! 飛ばないで!)」

理嗚「(貰った!)」

 私は外角の遠い場所に外されたボールに向かって飛びついた。ボールがドンドンとせまってくる。バットとボールが近くなっていく。

 ギン! ガシャン!!!

 ファールボール!!

 ズザザザ…。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ