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ドクターK少女  作者: レザレナ
第十話 復活の芦毛先輩!準々決勝戦 対東武学院高校
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第十話 第十三部 三年間の重み

府中「ナイスボール!」

原島「(何だ!? 今のボールは。)」

 す、すごい。今までの球とはキレが全然違う。見違えるように変わった。なんてスクリューだ。

 シュゴーーー ブン バシン!

 ストライクツー!

 コントロールも前より良くなっている。何よりも球の勢いがすばらしくなっていた。

沖田「球威すげぇ…。」

米倉「いままでとは比べ物にならないぜ…。」

 ほかの人たちが見てもわかるぐらいだった。相手は研究してきただろうが、全く無意味になってしまったかもしれない。

 ブン! バシーン!

 ストライクバッターアウト!

原島「くそっ! (話と違うじゃねぇか。)」

 先頭バッターを軽々と三振。一体何が起こったのだろうか…。もしかして、捕手の力ということだろうか? いや、だとしても友亀のリード力は確かだ。でも…芦毛先輩とは波長が合っていなかったというか。前コンビでの試合では6失点という悪い内容になってしまった。

友亀「やってる年数が短いからな…さすが三年間共にバッテリー組んできたことだけはあるな。」

亜弓「それって…。」

友亀「長い時間組んできた相手ならその実力も十分に発揮できるってことさ。くやしいけどそこだけは勝てない。固い友情で結ばれた二人。一年生のときから一緒に組んできた積み重ねはこうやって大きくなる。実質春の大会は芦毛先輩一人で投げてきたみたいなものだ。そんな長年やってきたコンビに俺が突然受けるのもおかしな話だ。」

 友亀の言うとおりだ。いくらリードが良くても、相手のことをよく知っているほうが投げやすいしリードしやすい。友亀はまだ浅かったから今日の試合はスタメンを外れたというわけか…。

 バシーーーン! ストライクバッターアウト!

芦毛「っし!!」


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