第十話 第七部 信頼を持って試合開始
7月25日 11時半 さいたま市営大宮球場にて
私たちはキャッチボールをしていた。私もいつでも出れるように準備をしておかなければ。次の対戦相手は東武学院。甲子園にも一度出場したことのある高校。でも今日の芦毛先輩ならきっと…やってくれそう。
由紀「ありがとー。」
由紀とキャッチボールを終えると二人で話しながらベンチに戻っていった。
亜弓「由紀、調子の方はどう?」
由紀「絶好調だよ! 今日もヒット打ちまくるよ!」
由紀のこの言葉は本当に信頼できる。由紀だからこそ言える言葉だ。これなら…今日も由紀は猛打賞だろう。
府中「よし、皆整列だ!」
皆「はい!」
いよいよだ。準々決勝、ベスト4を決める試合が始まる…。
東武学院ベンチ内
鶴島「さてと…そろそろ試合だ。」
菊池「松江学園かぁ。春の甲子園見ていたが…俺たちならもっとやれたんじゃないか?」
原島「たしかに。こっちは冬の間、ものすごい特訓したんだ。今の俺たちなら松江学園だって…甲子園だって勝てるさ。」
今田「さあ、俺たちの野球みせてやろうぜ!」
先攻 松江学園
一番 セカンド 卜部
二番 キャッチャー 府中
三番 センター 海鳳
四番 ファースト 池之宮
五番 サード 新天
六番 レフト 羽葉
七番 ライト 中山
八番 ピッチャー 芦毛
九番 ショート 栗山
後攻 東武学院
一番 ファースト 原島 3年
二番 ライト 今田 3年
三番 セカンド 市井 2年
四番 センター 長瀬 3年
五番 ピッチャー 鶴島 3年
六番 レフト 菊池 3年
七番 サード 奈良橋 2年
八番 ショート 長崎 3年
九番 キャッチャー 石山 3年




