表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドクターK少女  作者: レザレナ
第九話 伝説のベスト16!館川の意地と富士見高校。
250/835

第九話 第十二部 勝負のストレート

海鳳「よっしゃ!」

 海鳳はゆっくりとバッターボックスに入った。そしてピッチャーを観察するかのように見る。その表情は打つ気マンマンだ。ゆっくりとかまえると相手投手は身震いをしたかのような動作を見せた。

成見「(うっひょー、こういう相手と戦いたかったんだよな。楽しみだぜ。)」

田淵「(慎重にいけよ。)」

 相手投手はゆっくりとセットポジションにつく。そして高く足を上げた。

 ダッ

 当然のごとく一塁ランナーの府中先輩は盗塁する。しかし投手はお構いなしといった表情だ。

成見「よいしょ!」

 シューーーー バシン!

 ボールワン。

 きわどいところにストレートが決まる。このコントロールの荒っぽさも打たれにくい一つの理由でもある。ただ、これは失投にもつながってくる。下手なところに投げれば海鳳ならドカンだ。

 ググググッ バスン

 ストライクワン!

 今度はゆったりとしたカーブがストライクゾーンに決まる。海鳳はボールの球筋をしっかり見ていた。そして三球目…。

成見「っらああ!」

 シュッ

海鳳「来たっ!」

 ザッ

 海鳳が大きく踏み込んだ。そしてバットをボールに合わせるように振っていく。

 キィィイイイイイン!!

米倉「よっしゃ!」

新天「先輩、ゆっくり帰れます!」

 打球はグングンと伸びていく。レフトとセンターが追いかけるがその間を軽々と越えていった。

 ポーン

府中「よくやった!」

 そういいながら卜部先輩と府中先輩がホームに帰って来た。

卜部「よっしゃ府中。」

府中「ああ、流れを持っていけたぞ。」

 そのまま海鳳はセカンドベースまでたどり着いた。先取点を取って2対0とした。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ