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ドクターK少女  作者: レザレナ
第九話 伝説のベスト16!館川の意地と富士見高校。
248/835

第九話 第十部 作戦開始。

 …………。

 両チームとも三回を終えてヒットは一本も無かった。投手がそれだけ良いということだろう。試合が動き始めたのは四回の表からだった。ノーアウト、先頭バッターは卜部先輩だ。

 シューーーバシン!

 ストライクワン!

卜部「(さっきはこの球を強引に振りに行ったからダメだったんだ。ミートに徹底して、確実に塁にでるんだ!)」

 シューー

 ガキィン!

 なかなか良い当たりだったが、レフトのファールゾーンへ。ツーストライクツーボールになった。当てることは出来ているがどうもフェアゾーンに入らない。どうやって攻めていくのだろうか。

 シューーー ギィン!

 ファールボール!

 今度は後ろにボールが飛んでいった。タイミングを合わせると打球位置がずれる。難しいストレートだ。

日下部「(ここは勝負だ。)」

卜部「(うっひょー、すんげぇ賭けだなそりゃ。わかったぜ監督、決めてみせるぜ。)」

 ピッチャーが足を上げて投げた。

 ビシュッ シューーー

 スッ

中本「なっ!?」

富田「まじか!」

 コツン。

 卜部先輩がセーフティーバントを仕掛けた。しかもスリーバント失敗となる状況で。しかし打球は綺麗にサードの方面へと転がっていく。投手もこれにはあわててとりに行こうとするが、時すでに遅し。卜部先輩は一塁ベースを強く踏んで駆け抜けた。

 セーフ!

卜部「っし!」

海鳳「ナイス卜部先輩!」

 見事にバントが決まって初のランナーが出た。これは大きなチャンスになりそうだ。

綾「ナイス!! 皆いくよ!」

優衣「私たちもやるよ!」

 ピッピッピー

 チアリーディング部が吹奏楽の音楽に合わせて踊る。それに負けじと優衣たちのスノーフェアリーも踊る。その姿はとても綺麗で、さらに太陽の光がその美しさを際立てていた。

阿湖音「あれは一体どんな魔法を使ったのだ? あの速さは人間ではないぞ。」

美琴「いや、あれは普通にスポーツだから魔法なんてないよ。それに人間よ。」


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