第九話 第四部 一年生投手対決
球場内にて
バシーーーン!
友亀「よっしゃ、いいボール!」
館川「すげぇ今日は腕が振れる。」
友亀「ああ、いままでで一番良い出来だ。おもいっきりいこうぜ。」
由紀「館川、調子いいみたいだね。」
亜弓「すごく良い音もしてるし、ノビが良すぎる。何か今日出来すぎなぐらいすごい。」
由紀「亜弓もそう感じる? 私も今日何かありそうな気がするね。ものすごい投球を見せてくれると思うよ。」
海鳳「そんためには俺たちも打たなきゃな。」
池之宮「ホームラン打ってやるからな。」
府中「おいおい、ホームランばっかり狙っていると打てなくなるぞ。」
ベンチ内が笑いに包まれる。この試合で、館川が公式戦初先発になる。もしもの時は海鳳、そして私が投げることになってる。でも今日の館川なら…どこまでも打たれない気がする。
相手ベンチ
成見 哲「しゃああ!」
バシーーン!
田淵「いい球だ! ナイスボール!」
谷村「相手も一年だけどこっちも一年生だよな。頑張ってほしいものだよ。」
浜本「本当にすごいよな。俺たちがベスト16まで来れたのも成見のおかげだよ。」
成見「まかせてください! 俺が抑えて見せまっせ!」
富田「でも相手ってめっちゃ強いらしいぜ。」
吉村「いいじゃねえか。俺たちもここまで来たんだから自信もとうぜ。」
須賀「試合始まるぞ! いくぞ!」
成見「よっしゃあああ!!」
審判「整列!」
成見「はいっ!」
何かすごい元気な人がいる。あの人ってさっき投球練習していたはず…。どんなピッチャーなんだろう…。
審判「礼!」
皆「しゃああああっす!」
先攻 松江学園
一番 セカンド 卜部
二番 ライト 府中
三番 センター 海鳳
四番 ファースト 池之宮
五番 サード 新天
六番 レフト 中山
七番 ショート 栗山
八番 ピッチャー 館川
九番 キャッチャー 友亀
後攻 富士見高校
一番 キャッチャー 田淵 3年
二番 セカンド 谷村 3年
三番 ライト 浜本 2年
四番 ファースト 富田 3年
五番 センター 吉村 3年
六番 ピッチャー 成見 1年
七番 レフト 須賀 3年
八番 ショート 羽田 2年
九番 サード 中本 3年




