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ドクターK少女  作者: レザレナ
第九話 伝説のベスト16!館川の意地と富士見高校。
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第九話 第三部 甘党チアガール、綾先輩

亜弓「あ、あなたは?」

優衣「綾先輩!」

瀬川(せがわ) (あや)「こんにちは。今日はよろしくね。」

 この人が綾先輩なのか…。チアリーディング部の中で一番上手いといわれていて、しかも美人と来た。すごくかわいいし、チア服もすごく似合っている。

綾「亜弓、私はあなたの試合をDVDで見てすごく感動したわ。応援しているからね。」

亜弓「あ、ありがとうございます。」

綾「あ、そうそう。」

 そういって綾先輩は小さな袋をとりだして中をガサゴソと探し始めた。そしてその中から出てきたものは…プリンだった。ぷ、プリン?

綾「あげるわ。」

 突如綾先輩がプリンを渡してきた。しかしなぜこの中でプリンなんだろう。私は全く理解できなかった。これはとりあえず…貰っておくことにすればよいのかな? 今食べればよいのかな?

亜弓「ど、どうもです。」

綾「糖分とらないとね! 甘いもの食べて元気になろう!」

 そういって綾先輩はもう一つプリンを取り出した。

 ビリッ

 そしてあけた。まさかここで食べるのではないだろうか。と思った矢先、すぐにスプーンですくい、口にふくんだ。まさか、たべるなんて。

綾「んーーまーいっ!」

 綾先輩は一人で悦に浸っていた。す、すごく変わったひとだなぁ。

チア部後輩「ちょっと! 綾先輩! そろそろ時間ですよ!」

綾「まってよー! 甘い物を食べる時ぐらいゆっくりさせてよ!」

チア部後輩「そんな場合じゃありません! 急いで来てください!」

 そういって後輩らしき人は綾先輩の腕を持って連れて行った。

綾「亜弓ちゃーん、しっかり甘いもの取りなさいよ! また今度あげるからね!」

 そういって綾先輩はドンドン引っ張られていった。私は唖然とした。す、すごい人がいるものだ、世の中って。


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